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3人に1人が交際に発展⁉

「誰でもスマホ」利用者に「恋愛マッチングアプリ」の利用状況を調査

少子化対策として恋愛婚活への注目が集まる中、スマホの恋愛婚活マッチングアプリ・システムの利用経験がある315名を対象に「恋愛婚活マッチングアプリ・システムに関する調査」を実施しました。[2024年11月23日公開]


「誰でもスマホ」は恋愛婚活にどこまで活かせるか

携帯電話の未所持が原因で日常生活を送ることが困難になった方々を救う携帯電話サービス「誰でもスマホ」。このサービスを運営する㈱アーラリンク(東京都豊島区池袋、高橋翼代表取締役)は、通信困窮という社会課題に目を向けてもらうため「誰でもスマホ リサーチセンター」として、その生活実態の情報発信を行っています。

東京都が今年9月にマッチングアプリ「TOKYO縁結び」を提供し、少子化対策として恋愛婚活への注目が集まる中、このほど恋愛婚活マッチングアプリ・システム利用経験がある315名を対象に「恋愛婚活マッチングアプリ・システムに関する調査」を実施しました。

約3割が恋愛婚活マッチングアプリ・システムを利用したことが「あり」

初めに、「誰でもスマホ」の利用者に婚姻状況と家族構成を聞きました。その結果、「未婚で一人暮らし」が最も多く58.8%、「未婚で家族と同居」が10.5%と続きます。その他の属性質問では、性別は男性74.2%、女性24.2%、答えたくない1.6%と大半は男性でした。

何らか事情で携帯ブラックになってしまった方々が多いこともあり、年収は300万円以下が69.9%と最も多くなっています。そんな「誰でもスマホ」利用者で恋愛婚活マッチングアプリ・システムを利用したことがある人は29.9%と約3割で、今回の調査ではその315人に恋愛婚活マッチングアプリについて聞いてみました。


Q1.あなたの婚姻状況と家族構成について教えてください(n=1053、単数回答)


Q2. あなたは恋愛婚活マッチングアプリ・システムを利用したことがありますか?(n=1053、単数回答)


恋愛婚活マッチングアプリ・システムの出会いでは、なんと3人に1人が交際に発展

恋愛婚活マッチングアプリ・システムを利用したことがある人にその理由を聞いたところ、トップは「恋人探し(結婚意識せず)」42.9%、「恋人探し(結婚前提)」35.2%と恋愛目的が多いのですが、以下「異性の友達づくり」32.7%、「遊び相手探し(ワンナイト)」27.9%、「飲み屋食事相手探し」27.3%とさまざまな理由で利用していることが分かります。

また、マッチした人と実際に会った回数は、「会ったことはない」が43.5%と最も多いものの、56.5%と過半数以上がマッチした人とは実際に会っているようです。そんな中、恋愛婚活マッチングアプリ・システムでの出会いで交際に発展したことはありますか?の質問に32.1%の3人に1人が「交際に発展したことがある」と答えたのは少し意外な結果です。結婚では決していい条件ではなくても、恋愛については前向きで交際上手なのでしょうか。


Q3. 恋愛婚活マッチングアプリ・システムを利用した理由は何ですか?(n=315、複数回答)


Q4.マッチした人と実際に会った回数を 教えてください。 (n=315、単数回答)


Q5. 恋愛婚活マッチングアプリ・システムでの出会いで交際に発展したことはありますか? (n=315、単数回答)


プロフィールで重要視するのは1位「居住地」、2位「年齢」で「年収」はたった1割

恋愛婚活マッチングアプリ・システムは、最初は登録されている相手のプロフィールを見るところからはじまりますが、相手探しはどのように行っているのでしょうか?

相手のプロフィールで重要視しているところを聞いてみました。その結果、1位は「居住地」64.1%、2位「年齢」62.2%、3位「写真(顔)」55.9%、4位「自己紹介の内容(書き方)」43.5%と続きます。相手の生活水準につながる「年収」11.4%や「職業」9.8%は約1割にとどまり、「たばこを吸うか」27.3%、「お酒を飲むか」25.7%といった生活スタイルの一致を求め、居住地や年齢を特に重要視しています。

その背景には、高望みはせずに、一緒に過ごせる相手を探したいという切なる思いが強いのかもしれません。


Q6. 相手のプロフィールで重要視しているところを教えてください。(n=315、複数回答)


また、恋愛婚活マッチングアプリ・システムを利用してのエピソードを自由回答で聞いたところ、「今の方とは実際に会うまで半年近くやり取りをしてから実際に会って数回遊んでから交際に発展し、次は時期が未定ですが結婚か事実婚の予定で、成功したと思います。(千葉県、女性)」という良い話もありましたが、多くは以下のようなうまくいかなかった話や詐欺まがいな被害で、利用には注意も必要であることが浮き彫りになっています。

●会話が噛み合わずAIかサクラのような人が多く詐欺まがいのサイトが多かった。だから試してみて嫌になることがトラウマになった。(香川県、男性)

●ご飯に誘われていったら、お会計前にトイレに行くと席を立たれ、待っていたら先に帰られていた。(鹿児島県、女性)

●出会っていい感じになった相手が実はサクラでかなりのお金を使わされた。(大阪府、男性)

●LINE交換して、ネットショップを一緒にやらないかと誘われ登録したら見事騙され100万取られた。現在弁護士依頼し、調査中。信じられない。(神奈川県、男性)


<調査概要>
1.調査方法:全国の「誰でもスマホ」利用者へWEBアンケートフォームを送付
2.調査対象:全国の「誰でもスマホ」利用者1,053人(「利用経験あり」の有効回答数:315人)
3.調査実施日:2024年11月7日(木)~11月8日(金)

※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。


「誰でもスマホ リサーチセンター」について
生活困窮者の自立支援を目的とした携帯電話・スマホサービス「誰でもスマホ」。携帯電話・スマホを持つことができない、まだあまり知られていない通信困窮者という社会課題を解決するには困っている方々の実情を情報発信することが重要と考え、「誰でもスマホ リサーチセンター」を開設しました。「困っている方の声なき声をお届けする」ための活動として、生活困窮者のアンケート結果や声を届けています。

※「誰でもスマホ リサーチセンター」に関するお問い合わせ
https://www.a‐sas.ne.jp/

<運営会社> 株式会社アーラリンク https://www.ala-link.co.jp/
代表取締役:代表取締役 高橋 翼
所在地:東京都豊島区池袋2-47-3
事業内容:「通信困窮者」と呼ばれる携帯電話未所持が原因で、日常生活を送ることが困難な方々を救うための携帯電話サービス「誰でもスマホ」を展開。時代のニーズに合ったサービスを通じて、より多くの困っている人々を救い、その先にある幸せそのものを届けることを目指しています。今後は携帯電話に限らず、さまざまな事業を拡大していきます。

以上の記事は、 「誰でもスマホ リサーチセンター」が実施した調査結果をベースにしています。


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