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CSRフラッシュ
地球の日”を前に、「アースデイ東京」盛り上げる
4月22日の“地球の日”を前にした、4月18日・19日の2日間、「アースデイ東京」が開催された。会場の東京・代々木公園と明治神宮には、「地球にやさしく」「人と自然の共生」などをテーマに383グループが思い思いのブースを出展。2日間で計14万人(主催者発表)が会場を訪れた。
会場は「アースデイ・コンサート」「アースデイキッチン」などで終日盛り上がりを見せた。

アースデイ東京実行委員会事務局
http://www.earthday-tokyo.org
office@earthday-tokyo.org

「1,000人で横浜のはなしをしよう」
イマジン・ヨコハマのワールド・カフェに参加しました
横浜開港150周年の節目に横浜市の都市ブランドをみんなでつくろうというプロジェクト「イマジン・ヨコハマ」が主催する「1,000人で横浜のはなしをしよう」ワールド・カフェが開催された。

5月9日、パシフィコ横浜1階の展示ホールC会場に、オレンジ色に身を包んだボランティアが受付を行う中、参加者たちが次々と集合、6人1組のテーブルはまたたくまに埋まった。

ワールド・カフェとは、人々がカフェのようなオープンな空間で、創造性に富んだ会話を通じて、組織やコミュニティの課題を共有し、自由な対話の中から未来に向けた新しい方向性を創造する会話形式。企業やNPOで戦略的ダイアログの推進やコミュニティ構築の支援を行っている米国人アニ―タ・ブラウン氏とデイビッド・アイザック氏によって1995年に開発・低唱された。
世代・職業・性別など社会的な背景が異なる1,000人でどのような対話ができるのか、興味深く参加した。


未来をざっくばらんに語り合う

今回のテーマは3つ。「問1:ヨコハマの何が私たちを惹きつけるのか」「問2:50年後、大空からヨコハマを見るとどんな人がどんな表情で何をしているか」「問3:未来のヨコハマは、私たちにどんな一歩を踏み出して欲しいと思っているか」。

各テーブルで任意に集まった6人が、テーマごとに自由に席を変えながら、思い思いの意見を語り合う。一番盛り上がった50年後の横浜を語る場では、記者が参加したテーブルで、「50年後は人口が減って社会がもっと高齢化している」 「中華街だけでなく、さまざまな国の人々が集い、エスニックな町ができている」「CO2の制約から飛行機でなく、船が見直しされている」「人口減少などに伴い、郊外では農業がさかんになる」「工業品ではなく、農業産品が輸出される」「国家の垣根がとられ、横浜市が自由都市になる」などユニークな意見が次々に飛び出した。ワールド・カフェは、参加者がリラックスして語るだけに、普段よりもユニークな意見で飛び出し、大きな飛躍を生む。
各テーブルには、そのテーブルに集う6人×3回の意見が大きな半紙に書き込まれ、終了時のまとめでは、どこのテーブルでもかなり似たような意見が出され、ひとつの大きなうねりが形作られたという印象を受けた。


国際NGOケア・インターナショナルジャパンが
「戦略的フィランソロピー・フォーラム2009」を開催
5月11日、東京新宿センタービルにおいて「戦略的フィランソロピー・フォーラム2009」が開催された。世界70カ国以上の途上国や紛争地域で貧困や差別に直面する約6,500万人の自立を支援する国際NGOが主催するフォーラムだけに、企業のCSR担当者など300名近い参加者があった。ケアフランスの事務局長であるフィリップ・レヴェック氏が「経済的・社会的価値の融合に向けての企業-NGOパートナーシップ」と題して、欧州の企業とNGOの連携を4例ほど紹介。企業とNGOが連携してHIV感染予防に取り組んだ事例や貧困地域における靴メーカーのサンダル普及の取り組みなどが印象深く語られた。また、日本ファンドレイジング協会常務理事の鵜尾雅隆氏からは、消費者が商品を購入する際にその価格の一部がメーカーから公益団体やNPOに寄付され、社会問題の解決に活用される「コーズ・リレーティッド・マーケティング(CRM)」の国内普及の事例が複数例紹介された。