Q:仙台エコピープル協会の受験セミナーの特徴を教えてください。
今井 eco検定に出題される問題は、一般常識的な問題が大半ですが、その他、時事問題もありますし、公式テキストは200ページ強と内容も多く、自習では難しい部分もあります。そこで、環境カウンセラーや地球温暖化防止活動推進員の資格を持つ会員が講師となって、公式テキストのポイントとなる点を分かり易く解説するセミナーを行っています。環境コンサルティング会社の協力による独自のテキストを使い、試験によく出るキーワードや、前回の試験問題の解説もし、実力診断テストも行います。
セミナーには、仙台だけでなく、宮城県全域、青森や秋田、岩手など東北各県から、また、関東からも受講者が訪れます。合格率は一般の平均よりもかなり高いようですよ。
Q: 全てが“自前”のセミナーということで、ご苦労もおありなのでは?
今井 セミナーは、案内チラシの作成から、各種団体への案内や告知、会場の手配まで、会員が得意分野を活かして分担して行っています。講師も会員が交代で務めるので、次回講師になった人は、数ヶ月前から改めてテキストを読み込み、分かり易く説明するための準備を行います。そういう意味では大変さもありますが、皆、手弁当で頑張ってくれています。先日、秋田から参加した受講者から協会へ「セミナーのお陰で検定に合格しました」とお礼のFAXを頂き、こういうのを見ると、やってよかったと励みになりますね。
次回の仙台エコピープル協会主催の受験対策セミナー |
2009年11月21日(土) 仙台エコピープル協会主催 第5回eco検定 受験対策セミナー(会場:仙台) セミナー詳細については コチラ |
第7回環境社会検定試験® (eco検定)は2009年12月20日(日)(会場:全国) |
Q:新たな取り組みとして「出前講座」にも積極的だと伺いました。
今井 仙台エコピープル協会では、会員一人ひとりが環境活動の「営業マン」です。個人の仕事を通じて自治体や企業、学校などからご要望があれば、講師を派遣する「出前講座」も積極的に行っていきたいと考えています。
昨年は、宮城県登米市が主催した環境イベントに会員を派遣し、講師として、eco検定制度や、地球温暖化防止について解説を行いました。また、先日は、隣県山形のある自動車学校から、教官や事務員を対象にした「出張eco検定受験対策セミナー」をやって欲しいとのご依頼を頂きました。この学校では、もともとエコ運転などを指導し、環境意識の高い企業なのですが、それに加えて会社ぐるみでeco検定を受けようとしているのです。そうした団体をお手伝いすることで、さらに地域に環境マインドをもった会社や個人が増えてくれれば、と願っています。
仙台エコピープル協会のこれまでの主な活動
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eco検定 | 東京商工会議所が主催する「環境社会検定試験®」の略称。環境に対する知識をもち、率先して環境問題に取り組む人材の育成と、持続可能な社会の為に2006年より実施されている。 | |
エコピープル | eco検定の合格者に対し、敬意を込めてこう呼ぶ。環境問題に対する基本的な知識を持ち、問題意識を日常の行動に活かししている方々。 | |
エコユニット | eco検定の合格者2名以上で東京商工会議所に登録できる環境活動のグループ。登録すればエコユニットマークを利用する事ができ、環境活動を行っていることをアピールできる。 |