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CSRフラッシュ
2010東京国際包装展
日本パッケージングコンテストに見る最新包装事情

JAPAN STAR賞


財団法人クリーン・ジャパン・センタ−会長賞「えこぷち」
川上産業(株)、日本通運(株)、(株)岩井化成

プチプチの再生が困難とされてきた海外引越において、3社が連携の輪を構築したことで、廃棄物を資材に再生できるようにした。再生できる「えこぷち」は従来品より丈夫なタイプにし、梱包作業時の使用量を削減させた。この結果、CO2排出量は36%削減される。


社団法人日本パッケージングデザイン協会賞「明治ステップらくらくキューブ」
明治乳業(株)、大日本印刷(株)、王子パッケージング(株)

粉ミルクのキューブ状包装で、保護性、取り出し性、開封性、哺乳瓶への投入性、廃棄処理性などのユニバーサルデザインを考慮して開発された。キューブに手を触れず簡単に哺乳瓶に投入でき、投入時にピロー胴の押さえる位置を変えることで、投入する個数の調整もできるようにした。ピローを減圧包装することで、キューブ同士の衝突による破損を防止している。外包装も片手で開閉でき、折りたたみやすい構造で廃棄を簡単にした。


社団法人日本マーケティング協会会長賞「江崎グリコ受験生応援BOX」
江崎グリコ(株)、(株)タナックス

江崎グリコ製品の懸賞で当たる菓子・食品の詰め合わせセット。「合格」にちなんで「五角」形のBOXにしている。すべて貼りなしの構造でコスト面・リサイクル性にも考慮している。


社団法人日本グラフィックデザイナー協会賞「ポーラ コ・ウ」
ポーラ化成工業(株)

紙本来の素材感を生かしながら、破れないよう深絞りをするプレス技術(特許申請中)を用いて、全く新しい箱を完成させた。シワの向きの管理、強度の確保、石鹸の取り出し方法、輸送方法などさまざまな試行錯誤を経て、量産化が実現した。


社団法人日本包装技術協会会長賞「胴膨れ防止 箱形状 DIET BOX」
日本たばこ産業(株)、神奈川柑橘果工(株)、王子チヨダコンテナー(株)

倉庫保管時に胴膨れが発生しやすい箱の長さ側面に商品形状に合わせて面取りを行い、胴膨れ発生を軽減させた新しい箱形状。胴膨れを防ぐことにより美観が向上するだけでなく、面取り部分が団積みしたとき、上下の箱の間に手を入れる空間ができることでもちやすくなり、また従来の形状に比べ段ボールの使用量が軽減できる。


社団法人日本包装技術協会会長賞「エコ・リムーブ・スパウト」
日本クラウンコルク(株)

紙パック用口栓で使用後は簡単に分別できる。樹脂製の口栓と紙容器は道具を用いずに分別が可能で、リサイクルしやすく環境負荷低減に貢献する。キャップ径は大きく握りやすいので開けやすい。また、開口部が大きく高粘度液体などにも使用できる。


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