今年も見てきました
日本最大級の環境展示会 エコプロダクツ 2010 が開催 |
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より身近で、説得力のある展示物が主流に今年のテーマは、「グリーン×クリーン革命! いのちをつなぐ力を世界へ」。
その代表例がかつて本誌「国内企業最前線」でも取り上げたコクヨグループの「エコバツ」商品ゼロの取り組みだ。コクヨの展示ブースでは、「コクヨは2008 年総合カタロ グからエコバツマークを表示。14,080 品番に付いていたエコバツマークを3年間でゼロにしました」の文字とともに年度ごとの進捗を示すパイチャートが並び、ついにゼロになったとの表示が記されていた。ブースを訪れただれもにわかる単純明快な表示にあらためて好感をもった。
やればできる、やらねばならぬ(1)持続可能な社会に向けてわが社はなにをすべきか。自動車産業のように目標が明確な産業もあるが、金融のようにいま1つ見えてこない産業もある。そうした中で、新しい試みが新鮮な“山椒は 小粒でぴりりと辛い”企業の健闘も目立った。いくつかご紹介しよう。
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株式会社有紀 [本社:福島県会津若松市] |
メンテナンスを大幅に軽減、電気のいらない安全な自動ドア |
数年前、自動ドアにはさまれるという事故が相次いだ。有紀は、“安全・安心”を目標に、“環境や高齢化”を視野に入れて、だれもにやさしい自動ドアを実現した。床面に埋め込んだ踏み板 に体重を掛けるだけでドアが開く仕組みだ。社内テストでは25万回の開閉テストに耐えたとい う。 ←有紀のブースでは橋本保社長が率先して説明を。 シンプルなブースにもかかわらず熱意が伝わった。 |
株式会社ハーフェレ ジャパン [ショールームは新宿区西新宿] |
水を使わない 未来型エコトイレ |
トイレで流す水は大きな水量を占める。ハーフェレ ジャパンが販売するスイス製の男性トイレは、便器内に組み込まれた交換可能なカートリッジ(特許取得済み)により、水や化学薬品を一切使わずに尿をスムーズに下水道に流す。気になる臭気は天然の有用微生物の働きを利用するアクティブ・クリーナーを週に一度くらいの間隔で散布する。 水を流さなくて大丈夫かという向きには新宿のショールームに訪ねてほしい。 欧州では名のある企業も採用している。 |