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(1)小枝を削ってチップづくり
(2)紙をすく (3)紙が完成!!

参加者の中には、三つ葉のクローバーやタンポポの花びらなどを紙にすきこみ、おしゃれなハガキをつくった子どももいました。小枝からオリジナルの紙をつくるという体験は驚きと感動があり、子どもたちと保護者の方、両方に大好評でした。

Q:参加された親子連れの反響や感想はどのようなものでしたか。

これまで参加した保護者の方のアンケートを見ると、お子さんが自然や紙に関心を深めた、環境問題やリサイクルに興味を持った、また、大きな視点で環境問題を捉えられるようになったと、このイベントに一定の評価をしてくださる感想や意見が寄せられています。
また、お子さんには絵日記を書いて送って貰っていますが、植物や動物、星空など、見たことやったことをよく覚えていて、毎回楽しい絵日記を書いてくれます。

●アンケート抜粋
紙という身近なものが、木からつくられているという実感を得たようです
木や草、葉を注意深く見るようになりました
ノートのはじっこまで使うなど、紙を大切にするようになりました
自然と親しんだ喜びが素直に綴られた
子どもたちの絵日記
家庭の会話でも“もったいない”とか“エコ”という言葉をひんぱんに聞くようになりました
星空観察をしたときに、東京は光が多くて星が見えないことを知り、こまめに電気を消すようになりました
手づくり感あふれる気持ちのこもった活動に参加することができてよかった
企業がこういう活動を増やしてくれると子どもたちの未来も本当に変わると思います。


Q:日本製紙グループの役割を社外に伝える大切なイベントですが、お話しを聞いていると日本製紙グループの従業員のモチベーションを高める役割もあるのではありませんか。
イベントを開くには十分な準備が必要です。毎回、会社や部門の垣根を超え、幾人もの従業員が知恵と手間を提供してくれています。
今回も3つのプログラムだけで19人の従業員がスタッフとして参加してくれました。また、事前の準備で前日から現地に乗り込んでいるスタッフもいますし、冊子なども印刷・製本から手づくりしていますから、イベント開催にかかった時間やエネルギーはかなりのものとなっています。ですが、親子が各プログラムに興味津々で参加してくれている様子や、「楽しかった、また参加したい」と喜ぶ顔を見ると、充実感が得られ、「やって良かった」という気持ちになります。

終了後、スタッフからは反省点だけでなく次回に向けた新しいアイデアなども挙がってくるので、それぞれ自主的、積極的にこの「森と紙のなかよし学校」に関わってくれているのだと実感します。こういったスタッフのおかげで、9月にはいよいよ10回目を迎えることになります。

「森と紙のなかよし学校」スタッフからひとこと

「森と紙のなかよし学校」は、現在、丸沼高原で6月・9月の年2回、熊本県・豊野社有林で年1回開催しており、今年からは東北地方の宮城県・佐須浜社有林でも開催を予定しています。今後も、子どもたちに自然と触れ合ってもらい、生活に身近な紙と森がつながっていることを知ることで自然の大切さについて学んでもらえるよう、この活動を続けていきたいと思います。

(写真は第9回丸沼高原「森と紙のなかよし学校」のスタッフの皆さん。 本取材に協力いただいた亀井智子さんは前列左端、山本卓拡さんは3列目左端。)
(2010年6月取材)


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