具体例を紹介しますと、「コミュニケーション」では、先ほど申しましたマンスリーのニュースレターは前期から始めたものですが、今期も継続して一人でも多くの社員に読んでもらえるように発行していきます。もうひとつ、毎月ニューカマートレーニングが人事部主催であるんですが、そちらでも弊社のCSR活動を紹介するセッションが組まれていまして、そこもコミュニケーションのひとつとして捉えています。
キー ワードのふたつ目に相当する「社員の参加」ですが、これは先ほどの繰り返しになりますけれども、ボランティア募集の情報を紹介していますので、そこで社員 が興味をもって参加してくれることを期待するのがひとつ、さらにそういう一般的なボランティア募集とは別に、全社的に何か参加できるイベントがないか今期 は検討したいと考えております。例えば「○○会社が植林をしました」などと聞いたことがあるかと思います。そういう活動は一般の募集とは別に企業が気持ち を持ってどこかにアプローチして実現させるものだと思いますので、イメージとしてはそのような類いの活動に会社として参加したいです。
キーワード最後の、「クリーン&グリーン」について、ワーディングとしては非常にわかりやすいと思うのですが、当然環境関係の話になっていまして、弊社、今年2009年の3月ですがカーボンニュートラルについての宣言をしまして、実現させたんですね。ただこれは残念ながら排出権を購入するという方法を取ったんですけれども、ただ排出権を買うことがニュートラルにするということの唯一の実現手段ではありませんので、できる限り社内でのCO2の排出の抑制を継続していくために、具体的な取り組みが必要であると今期も考えています。前任者が行っていたアクティビティで、これまでもハロゲンの電球をLEDに換えたり、マイカップを導入したり、あとは先ほどちょっと話に出ましたが、一部部署が移管したオフィスにおいては太陽光発電のパネルを設置したりと、そういったこともCSR活動として紹介しています。共有スペースになりますが、エレベーターホールの電気は夜8時以降だと思うんですが、部分的にしかつけていません。お客様がいらっしゃる時間でもないですし、誰かがそこで何か作業をしている訳でもありませんから、それはそれで電気を無駄遣いしないことだと思って私は見ています。
山元:社員の皆さんにとっても目に見えるところでの実施というのは大切ですよね。
金井塚:そうですね。だから先ほど申し上げた3つのキーワードのプラスαになるのですが、「見える化」というのもひとつの大きなポイントになると思っています。 「クリーン&グリーン」の一例として申し上げた太陽光発電のパネルについてですが、それは今どれだけの電気がたまっているかがわかる、リアルタイムでモニターに電気量が表示されるんです。オフィス内に設けられたカフェテリアに設置してありますけど、なかなかみんな忙しい日々の業務時間中に、モニターを立ち止まって見る、ということは難しいでしょう。何かあるなあぐらいで終わっていると思いますが、もしその存在をアピールしたら少しは目に留めてもらえるかもという期待を込めて、モニターを写真に撮ってニュースレターで紹介しました。晴れの日との曇りの日と一枚ずつ。わざと天気の差をつけたんですが、全然違うんですよ。