日本国内でのCSR・環境等にかかわるさまざまな動きを紹介します。

東北地方太平洋沖地震(3月11日)

このたびの東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。各地では未だ余震が続いています、皆さまの安全と、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

  1. 今回の地震の状況について【安否確認等】
  2. 被災地の支援に向けた募金活動について
  3. 中小企業の経営者の方へ~ (株)下請の底力からのメッセージ
  4. アースデイ東京からの大震災についての緊急記者発表


1.今回の地震の状況について

被害の全容は未だ明らかではなく、ご家族・友人・知人等と連絡をとれない方も大勢いらっしゃると思います。改めて地震状況の情報がまとめられたサイト等をご紹介します。

(1)安否確認

緊急用ダイヤル171(音声録音、固定・携帯いずれからもOK、利用期限は2日間)
伝言を録音する場合 171 + 1 + 自宅の電話番号等を登録(市外局番から)
伝言を再生する場合 171 + 2 + 登録した電話番号を入力(市外局番から)

◆被災者の携帯番号を入力して調べる(ドコモ以外もOK)
http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi
◆被災者の電話番号を入力して調べる(NTT災害用ブロードバンド掲示板)
https://www.web171.jp/
◆Google Personal Finder(グーグルで調べる)
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

(2) 東北地方太平洋沖地震特設サイト、公式情報
◆Googleサイト(警報・注意報、災害掲示板、避難所情報、運行状況等)
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html
◆Yahoo! Japan(原発、災害用伝言板、避難情報、電気・ガス・病院・交通)
http://weather.yahoo.co.jp/weather/2011sanrikuoki_eq.html
◆宮城県警察(今回の地震・津波による行方不明者の安否確認・相談:24時間対応)
Tel. 022-221-2000
◆仙台市災害対策本部
http://www.city.sendai.jp/
外国語(英語、中国語、韓国語)での情報提供: Tel. 022-265-2471/022-224-1919
◆福島県警察(今回の地震・津波による行方不明者の安否確認・相談:24時間対応)
Tel. 0120 – 510 – 186/ 090-8424-4207/090-8424-4208
◆いわて防災情報ポータル
http://www.pref.iwate.jp/~bousai
(平成23年3月13日8:00現在の避難者情報はコチラ↓)
http://www.pref.iwate.jp/~bousai/taioujoukyou/1103130800hinansya_kyuenneese.pdf
◆福島県ホームページ地震情報(含む避難所リスト)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/…
◆東京電力ホームページ
www.tepco.co.jp/
(東京電力・停電情報はコチラ↓)
http://teideninfo.tepco.co.jp/

2. 被災地の支援に向けた募金活動について

◆Yahoo! japan緊急災害募金
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html
◆Google 義援金(日本赤十字社への寄付)
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html
◆日本災害救援ボランティアネットワーク
http://www.nvnad.or.jp/top.html
◆毎日新聞社会事業団
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110312k0000e040093000c.html
◆Tポイント募金(カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株))
http://tsite.jp/donation/index.pl?xpg=PCTC0202&bokin_id=88
◆NPO法人「アドラ・ジャパン」
http://blog.canpan.info/adrajapan/archive/394
◆日本財団CANPAN
http://canpan.info/open/news/0000006465/news_detail.html
◆アースデイ東京
http://www.earthday-tokyo.org/2011/news/2011/03/post-62.html

3. 中小企業の経営者の方へ~ (株)下請の底力からのメッセージ

(株)下請の底力の登内(とのうち)氏より、緊急メッセージ(情報提供のお願い)を頂きましたので、転載させていただきます。
過去の「(株)下請の底力」取材記事はコチラ↓
http://www.csr-magazine.com/repo_d/rep12_01.html
「(株)下請の底力」サイトはコチラ↓

[3月11日メッセージ抜粋] 取締役の高垣達郎から、被災地域の町工場さんたちに伝えて欲しいとメッセージを預かりました。彼の恩師である一橋大学の関満博先生が過去に「関西大震災と中越沖地震の中小製造業の教訓」として、レポートをしていた内容です。

インターネットの出来る環境ではないかもしれませんが、お知り合いの町工場の方に転送していただければと思います。
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1、倒れたor傾いた工作機械を起こして、レベル/水平を取る
(阪神、中越の場合、有力企業が機械屋を抱えこんでしまい、中小企業に来るのは一ヶ月後という報告もなされています。素早く業者に連絡し手を打たないと、休業が長引き、受注先を失ってしまいかねないとのこと。)

2、水を確保する
3、製造業ネットワークを確認する(あらゆる手段をもって納期遅れを防ぐこと。)
「関係者の生活を守るため、一日も早い操業を目指しなさい」とのレポートです。

災害の場合、大手企業より中小企業の方が生活の立て直しが困難な傾向があります。思考停止せずに、急いで、一つずつ通常操業にむけて体制を整えていく必要があると、お伝え頂ければと思います。
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東京・埼玉でも余震はまだ続いています。機械や工場、中には肉体的被害を被った社員さんやご家族もいるかもしれません。更に精神的な影響が心配されます。

私ども自身にはたいした力はありませんが、2年間半かけて築いた、各地の町工場ネットワークがあります。もし、ご自身や地域だけでは対応が厳しいことがあれば、お声掛けください。他の地域の方々にも声をかけてみます。

昔、私が尊敬するミスミ創業者の田口社長から、関西大震災のときの話を聞いたことがあります。とにかくお客様にご迷惑をかけないように「納期どおりに届ける」ためにあらゆる手段を使ったそうです。ヘリコプターや自転車、中にはリュックサックに商品をつめて歩いて納品にいった社員もいたそうです。それがミスミの信用の土台を築いたのだと思います。

東北の方々の被害状況は我々の想像を超えていると思います。パニック状態になっているかもしれません。そこをなんとか踏ん張ってください。そこを乗り切った皆様は、リーマンショック後に苦しんだ日本中の町工場の「希望」になります。
(株)下請の底力 スタッフ一同

[3月13日メッセージ抜粋] 被災地の中小企業経営者のために下記の情報をご提供ください。
被災地では、精神的にかなりきつい状態で、これから何をすべきかを冷静に判断できなくなっている方が多いと思われます。また、会社、家族、地域のこと等々すべきことがありすぎて、頭の中がロックしてしまっている可能性が高いでしょう。我々は中小企業経営者の皆さんがすべきことをシンプルにまとめて段階に応じて配信したいと考えています。

[提供いただきたい情報]

◆中小企業経営者が、被災した現状から復旧、復活させるまでにすべきことは?
①今後、起こりうる問題は?②そのための対応策は?③順番は?
④それらをスムーズに遂行するために必要なものは?

①~④について、下記のテーマごとに、時系列ごとにお知らせいただけると助かります。
※「ご経験や専門知識があることだけ」についてお知らせください。
出来るだけシンプルに、段階ごとに提供したいと考えております。
業種、業態ごとにいただけると尚ありがたいです。

A.テーマ
・お客様について・仕入先、協力会社について・資金繰りについて
・人材の確保について・設備(倉庫、機械、車、事務所)について
・商品や原料在庫について・土地について
・ライバル企業について・蓄積していた情報(PCや紙ベース等)の紛失について
・電気、ガス、水道、通信機能について・原料価格について
・家族、後継者について(安否確認含む)・社員の生活について(安否確認含む)
・近隣の方々について・経営者本人の精神状態について・その他

B.時系列
・すぐ・3日後・1週間後・1ヵ月後・3ヵ月後・半年後・1年後・3年後
・それ以降

なぜこの作業を行おうと思ったのかというと、過去に同様の経験があったからです。
想像以上の問題が発生し、更に将来が真っ暗になってしまうと、恐怖ばかりが頭の中を支配します。冷静に考えれば出来ることが、まったく出来なくなり、気ばかりが焦って、あらぬ行動を引き起こします。そんな時、私の心を平常心に戻してくれた京橋の弁護士の先生がいました。私に助言してくれたことはたった3つだけ。小さなメモ書きをくれました。
そして帰り際に「それをやっても解決しなかったら、あとは私が全部引き受けてあげるから、君は何も気にしなくていいよ。」涙があふれました。
その晩は数ヶ月ぶりにゆっくり眠ることが出来ました。

私にはそんな大役は出来ないけど、このメールをお送りしているプロの諸先輩方の力を借りることで、もしかしたら被災地の経営者たちに少しは同様のことが提供できるかもしれないと思いました。現地の状況がはっきりしていない中で、また気候や環境も別々の地域もあるためなかなか助言しづらいかもしれませんが、可能な範囲内でお願いできればと思います。
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情報提供は、(株)下請の底力の登内(とのうち)氏まで。
support@sokozikara.com


4. アースデイ東京から大震災についての緊急記者発表

3月14日(月)、アースデイ東京が東北地方太平洋沖地震に対する声明を発表しました。
アースデイ東京2011事務局長 濱中聡史氏からは3つの提言「①市民の皆さまへのお願いとして、計画停電を踏まえつつ、継続して電力使用の抑制に努めていこう」さらに政府に対して「②福島原子力発電所以外の国内原子力発電所の点検とリスクの精査」「③原子力発電に依存する現在の電力政策の根本的見直し」を求めるメッセージが発表されました。
また、アースデイ東京は被災地支援を目的とした義援金の募集も開始している。
http://www.earthday-tokyo.org/2011/news/2011/03/post-62.html
記者会見では未来バンク事業組合 田中優氏が東京電力福島第一原子力発電所における事故の現状が改めて解説された。最後に全国20のアースデイネットワーク組織から、山口県上関町田ノ浦に建設が進められている上関原子力発電所について「国、県、中国電力に対して、工事を早急かつ強引に進めるのではなく、まず中断し、一時凍結した上で、十分に議論し検証する時間を設けることを求める。」との声明が発表された。当サイトも紹介した映画「ミツバチの羽音と地球の回転」でも上関原発に反対する祝島の住民—100%自然エネルギーで自給するプログラムが進んでいる—が描かれているが、折しもアースデイ東京が声明を発表した14日には山口県の二井関成知事が中国電力に上関原子力発電所の折しも建設準備工事を当面見合わせるよう要請したことが明らかとなっている。

◆アースデイ東京事務局ホームページ(詳しい声明文の内容など)はコチラ↓
http://www.earthday-tokyo.org/
 

アースデイ2011イベント:
2011年4月23日(土)~24日(日)代々木公園、原宿、渋谷、表参道他で開催<

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