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国際障がい者ピアノフェスティバル

あなたも参加者を支援しませんか

障がいを持った人もピアノが弾ける。ただ弾けるだけでなく、人々を感動させることができる――そんな当たり前のことがわかるピアノコンサートが4月20日、国立オリンピック記念青少年総合センター小ホールで開催されました。2013年11月にウィーンで開催予定の「ピアノパラリンピック」出場者たちへの支援が目的です

お母さんと連弾する岩崎花奈絵さん

「ピアノパラリンピック」とも呼ばれる国際障がい者ピアノフェスティバルは、2005年に第1回が日本の横浜市で開催されました。2009年にカナダのバンクーバーで、そして第3回が2013年11月に音楽の都・オーストリアのウィーンで開催される予定です。

「ピアノパラリンピック」の創設者でNPO法人日本障害者ピアノ指導者研究会会長の迫田時雄さんらは、このほど第3回の国際障がい者ピアノフェスティバルinヨーロッパに向けて、開催支援のためのチャリティーコンサートを開きました。参加者の旅費交通費の支援が目的です。

会場には50人ほどの聴衆が詰めかけ、横浜大会に参加した岩崎花奈絵さんのベートペン「悲壮ソナタ第二楽章」や床次佳浩さんのスクリアビン「左手のためのノクターン」に耳を傾けました。岩崎花奈絵さんは19歳。早産による後遺症で脳性麻痺になりましたが、小学1年からピアノを始め、2007年にはニューヨークのカーネギーホールで演奏しました。床次佳浩さんは20歳。病気の後遺症により右半身麻痺が残り、右手の指が動きません。左手だけでピアノやリコーダーを見事に演奏します。彼の障害を知らなければ聴衆は、左手一本で演奏していると気づかないかもしれません。それほど素晴らしい演奏でした。

左手だけで弾く床次佳浩さん

主催者の迫田時雄さんも「3.11へのエレジー」などを弾き、会場の参加者にピアノパラリンピックの意義を訴えました。

NPO法人日本障害者ピアノ指導者研究会の皆さんは、「障害があってもピアノは弾ける。たとえ指1本でも…」と語ります。そのためには良い指導者が必要で、夢が持てれば人は苦労をいとわないとも話してくれました。チャリティーコンサートは「ミュージックジョイミヤモト」などが主催しました。

お問い合わせ
ミュージックジョイ ミヤモト
TEL.03-3904-2901 FAX.03-3904-2906

 

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