CSRフラッシュ

未来を選ぶのはキミたち

エコプロダクツ2012が開催

「えらぼう未来を!」をテーマに、今年も日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2012」が2012年12月13日(木)~15日(土)、東京ビッグサイトにて開催されました。来場者数は3日間で178,501人、とりわけ目に付くのが小学生や中学生などのグループ。事前予約だけでも180団体約19,000人の学生が入場するだけに、各企業ブースでは子どもたち向けに工夫を凝らした体験型プレゼンテーションが目立ちました。

体験型やクイズ形式のエコ教室が花盛り

迎える企業側のブースでも、未来の顧客である子供たちの心象をよくするためか、体験型やクイズ形式のエコ教室の開催に工夫を凝らしていました。たとえば、エプソンではエプソンの工場をバーチャルで見学して、リサイクル活動を学んだ参加者に、エプソンのエコ活動をまとめた「エプソン取材帳」をプレゼントするといった具合です。

この種のエコ教室は、ブリヂストン、東洋製罐、パナソニック、三菱電機グループ、東芝グループ、JCVケンウッド、キリンビール、味の素グループ、セブン&アイ・ホールディングス、イオン、タカラトミーグループ、日本生活協同組合連合会、JX日赤エネルギーなどでも行われていました。

各所で見られた学生向けエコ教室。「今の子どもたちの周囲には高度な技術が当たり前のようにある、一方で科学離れが進むなか、原始的な化学を知らず、単純な実験にも素朴な驚きがあるようだ」と担当者。(写真左上から時計まわりで、ソニーのサイエンスプログラム、日本化学工業協会の実験体験コーナー、NTTドコモのエコ教室、東洋製罐グループのペットボトルで作る万華鏡ワークショップ、中央は東洋タイヤのエコ教室)

バンダイのブースでは、普通は捨てられてしまう商品パッケージを再利用してペンケースやミニバッグを創るワークショップが人気。

パナソニックは今年から大がかりなエコスタデイコーナーを設けた。子どもたちは「太陽光発電と蓄電池を活用したエコハウス」を調べる取材記者となり、iPADを壁にあてながら情報を入手する。最後は自分の顔写真入りの“エコジャーナル”を手渡しするなど、学校に帰ってもエコプロダクツでの学びが残る工夫を施した。

小さなブースで工夫を凝らし

一方、小さな出展ブースでもさまざまな工夫を凝らしていました。仙台市宮城野区から出店した株式会社吉岡は、「発電する屋根材」をコンセプトに太陽光発電モジュールそのものを屋根材にする製品を開発、耐久性とメンテナンスフリーをアピールしていました。また、自転車活用推進研究会では自転車メーカー各社と連携し、「自転車エコ学園」を開催、こちらは大人の男性の参加が目に付きました。

小さなブースでも特徴を出した展示が:写真左上から時計まわり、株式会社吉岡の「発電する屋根材」、自転車活用推進研究会の「自転車エコ学園」、完全自然還元型生ごみ処理システム TRASH、東京の杉と檜を活用する株式会社ブドリのKINOプロジェクト

主催者もゴミゼロ大作戦

3日間の開催期間に会場から出るゴミの量も半端ではありません。主催者側ではパンフレットのWEB化を進める一方、ゴミの減量化や再資源化の試みも進めていました。会場の一角では、排出されたゴミの量が秤で計測されて管理されたほか、使わなくなったケータイでゴリラを救うプロジェクトや、インクカートリッジのリサイクルで再資源化する動きも見られました。

ゴミゼロ大作戦に向けて

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