CSRフラッシュ
自転車でわが街を変えよう
自転車活用推進議員連盟×市民有識者が大討論会2020年、オリンピック・パラリンピックの東京開催が決まった。これを機に身近な乗り物である自転車を見直そうという動きが各地で始まっている。10月28日、超党派の自転車活用推進議員連盟(会長は谷垣禎一法務大臣)と市民有識者などによる自転車を“安全・快適に利用できる環境整備”に向けた大討論会の模様をお伝えしたい。
自転車文化を根づかそう
今回の大討論会には、自転車活用推進議員連盟(以下、自転車議連)に名を連ねる衆参の国会議員18名が参加した。会場となった衆議院第一議員会員会議室にはNPO関係者や自転車業界関係者など総勢300名近い参加者が集まった。
この日、自転車議連と同プロジェクト・チームによる「社会構造の変化に対応し国民福祉に寄与する提言」「東京オリンピック・パラリンピックに向けた準備のための緊急提言」の「たたき台」が発表され、公開の場の初めての討論となった。今回の討論を受け、提言の内容をさらに精査し、実現に向けて動き出すこととなった。
◇谷垣禎一自転車議連会長: 自転車をめぐって討論しようと案内したら、こんなに大勢集まっていただきびっくりしました。これだけ多くの方々が自転車を愛好し、自転車を使おうと盛り上がっている時代は、60年以上自転車に乗っているがこれまでにない経験です。議員連盟の中に小泉昭男参議院議員をリーダーとしてプロジェクト・チームをつくり、新しい自転車文化を根づかせていくには何をしたらいいか、一緒に議論しましょう。
◇小泉昭男プロジェクト・チーム座長(参議院議員・神奈川県) の進行で参加した議員さんたちが次々とマイクを握り、それぞれの思いや抱負を語った。以下は議員の皆さんのコメントをダイジェストしたものです。
◇原田義昭副会長(衆議院議員・福岡5区): その昔、自転車こそが「健康」「環境」「経済性」「気持ちがいい」4Kだと言って「自転車が地球を救う」という運動を議員連盟でやったことがあります。自転車を通じて4Kの思想、自転車こそが地球を救うと訴えたいと思います。
◇岩城光英事務局長(参議院議員・福島県): 議員連盟の事務局を隣の金子恭之衆議院議員と2人で預かり、会の運営を担当しています。23年前いわき市長になり自転車に関心を持ちました。東日本大震災を受け、例えば災害に遭ったときに自転車を活用していく、自転車をもっと生かした街づくりをするために提言をいただき、議員連盟としてしっかりと取り組んでいきます。
姿を見せた2つの提言
○提言説明 穴見陽一プロジェクト・-チーム事務局長(衆議院議員・大分1区)から2つの提言内容の説明がありました。要約を掲載します。
〔社会構造の変化に対応し国民福祉に寄与する提言〕
- 自転車政策の一元化及び政策実現を促進するため、自転車総合対策閣僚会議(仮称)を設置する。特命担当相にはサイクリストを資格要件とする。
- 高齢化などの社会構造の変化に対応し、道路・交通に関する法律を見直す。国民が自転車ルールの解釈に迷うことのないよう簡素化する。
- 自転車がもたらす健康増進効果や医療費削減による経済メリットを評価し、自転車の利用環境を改善する。
- 平成24年に政府が示した「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」に基づき、自転車レーン及び自転車ネットワークを選定・整備する。
- 車道に明示した自転車の通行部分が自動車の駐停車に妨げられないよう、道路外の荷捌き場所の確保やバスレーンにおける自転車とバスの共存を図る。
- 略
- 路線バスなどの公共交通を優先させるとともに、自転車や歩行者などに配慮した交通政策を進める。
- 都市における緩速交通に対応する道路交通関係の法整備を進め、「サイクルトレイン」の活用を検討する。
- 交通安全政策を強化するため、省庁横断的な自転車の安全運転に対する教育制度と指導者育成システムを構築する。
- 防犯に限定された自転車の登録制度を見直し、自転車駐車の管理・整備に利用可能な全国規模の「自転車登録制度」の創設を検討する。
- 担当大臣は自転車の活用推進に功績のあった人や組織を「自転車カリスマ(仮称)」として選考する。
- 自転車の安全性を確保するため、設計製作、整備に携わる人材を育成し、国家資格として認定するとともに、安心して利用できる良質な自転車の供給体制を整備する。
〔東京オリンピック・パラリンピックに向けた準備のための緊急提言〕
- 都市交通の手段として自転車利用を位置づけ、安全快適な利用環境を整備するとともに、シェアサイクル(共用自転車システム)の管理手法を支援して、利便性の良い自転車ステーションを確保する。
- 東京五輪選手村を起点として、すべての会場及びその周辺道路の車道部分に「自転車通行帯」を設置する路線を選定する。
- 自動車、歩行者やランナーと交錯しない独立したスポーツ自転車のための走路を設定するととともに、障がい者の自転車利用の利便性を高めるためにもパラリンピックの正式種目であるタンデム自転車(複数のサドルとペダルを装備し、複数人が前後に並んで乗り同時に駆動することができる自転車)の公道での通行規制を緩和する。環境にやさしく、人にやさしい「おもてなし」の自転車タクシーの一層の普及と活用を図るため、自転車の座席数に応じた乗車を可能にする
この提言を受けてさらに議員の発言が続きました。
◇小島敏文衆議院議員・広島6区: たたき台に賛成。ナショナル・サイクリングロード、コースの選定をずっと追求しています。海外から多くの方々が日本に来てサイクリングをしています。今後海外から人を集める中ためにも観光に自転車を活用してはどうでしょうか。全国でいくつかサイクリングロードを指定したいと思っています。
◇島田佳和衆議院議員・三重2区: ケイリンなどはオリンピック競技として定着しているが、BMX(20インチ径ホイールを持つ競技用自転車とそれに乗って行う競技も指す)も新しくオリンピック競技になりました。今後オリンピック種目になっていく競技がなかなか報われず、人材育成や競技人口の増加に手がつけられていません。自転車競技のサポートを国・行政にお願いしたい。私の選挙区にある鈴鹿サーキットでは「ママチャリ耐久レース」を行っています。自転車人口の裾野を広げることが大切では。
◇西岡新衆議院議員・愛媛2区: 地元の今治市と対岸の広島県との間に本州四国連絡橋・しまなみ海道という橋が架かっています。10月20日に高速道路(西瀬戸自動車道)の本線を開放したサイクリング大会を行いました。観光で自転車を活用する取り組みは重要だと思います。さいたまでも、ツール・ド・フランスの名を冠した大会がありました。国土交通省のビジット・ジャパン・キャンペーン(訪日旅行促進事業)で年間1000万人の訪日外国人を集めていこうという目標があり、サイクリストが多い欧州などから観光客を迎い入れたいと思います。
◇平口洋衆議院議員・広島2区: 提言はよくまとめられていると思います。自転車を活用する人のマナーをきちっとすることが普及するでは大事。マナーの向上について国民的に取り組むということも入れていただければと思っています。
◇大西英男衆議院議員・東京16区: 初当選して自転車で選挙区(東京・江戸川区)から国会に来て、笑われたり注目されたりしました。東京ではクルマよりも自転車の方が目的地に着くのは早く、安全で時間も正確。江戸川区は各主要駅に2000~3000台規模の駐輪場を設置していて先進的。提言たたき台に、東京オリンピックに際し各会場を自転車で結べるように道路整備や環境整備をしていくべきだとあります。23区の区長会に提言して、都市交通の要として自転車を活用していきます。
◇大岡敏孝衆議院議員・滋賀1区: 選挙区には琵琶湖があり、環境を整備すれば自転車王国になるのではないかと思います。競輪場(大津びわこ競輪場)が廃止となり、残っているバンクを活用できないかと考えています。自転車産業には十分成長の余地がありえます。お母さんたちの子供乗せ自転車は二輪だと危ないが、三輪・四輪で軽くて格好いいものがつくれれば、親子やと障がい者も乗れ、高齢になっても転倒のリスクがなくなります。これを電車やバスで運べれば、旅行の仕方も変わります。
◇務台俊介プロジェクト・チーム座長代理(衆議院議員・長野2区): 地元はアルプスの麓で風光明媚なこともあってサイクリストの方が移り住んできます。彼らは道路を自転車で走行しやすくしてほしいと語ります。また、公共交通と自転車の連携をよくしてほしいという希望もあります。東京からサイクルトレインのような形でJRの「あずさ」に自転車を積めるようにしていきたいと考えています。もう一つ、自転車通勤に手当が出ません。自転車通勤をさかんにするため「ジテツウ手当」を本格化・制度化することも考えてはどうでしょう。
◇田嶋要幹事(衆議院議員・千葉1区): 千葉は高い山がなく、海岸線も長いので、ランニングのトレーニングに選ぶ方も大勢います。自転車にいいのではないかと考えています。千葉のためにも、日本全体のエコのためにも、自転車は魅力と可能性があります。台湾には台湾一周のサイクリングコースがあります。ドイツやオランダなどの先進的な例に学びながら取り組んでいきます。
危ない! 自転車の両方向通行
◇徳島大学大学院 山中英生教授: 日本の自転車道で一番問題なのは、同じ空間を両方向通行で使うのを認めていることです。海外では危ないタイプの道路としてよく知られています。交差点の処理が難しいのです。両方向から自転車が20キロというスピードでやって来て、交差するクルマには見えなくなります。事故の原因にもなります。自転車道も一方通行にすれば提言も生きるのではないでしょうか。
◇会場 斉藤やすひろ東京都議会議員: 提言の中に「国及び地方自治体は」という主語のところが数多く見られます。道は国道も都道府県道も市区町村道もつながっており、国と地方の連携という視点を加えてください。
◇会場 小林正樹さん: この提言には100パーセント賛成だが、提言の提出先は政府だと思うので、今後どのようなプロセスを踏んで進めていくのか知りたい。千葉や埼玉に比べて東京が非常に遅れています。オリンピックも控えた東京をどうするかが非常に重要です。
◇小泉座長: 政府に提言します。特命担当大臣もお願いし、サイクリストを選んでほしいと言っています。
◇会場 高橋大一郎さん: 自動車学校の指導員をしています。自転車で日本一周の旅をしました。『自転車ルール教本』という教科書的なものを自費でつくりました。活用していけたらいいと考えています。
ロンドンの経験を東京五輪に生かせ
◇自転車活用推進研究会 疋田智理事: 日本が2020年のオリンピックを前にして学ばないといけないのは、ロンドンの「ボリス革命」だと思います。2005年にロンドンオリンピック開催が決まり、2012年までの7年間で偉大な自転車都市に変貌しました。主導したのはロンドンのボリス・ジョンソン市長と、ロンドン交通局交通アドバイザーだったクルビア・レンジャー さんです。ロンドン市を英国政府が後押ししました。東京都では自転車に関わる部署が6部局14課にわたっています。都で政策を一元化するシステムをつくっていただけないでしょうか。
提言案の中に「車道における自転車走行場所」と書いてあるが、都に聞くと相変わらず歩道が基本だという見解です。例えば都道316号海岸通りのように、自転車がいきなり車道通行禁止になってしまう通りがあります。路肩がタクシーの居眠り場所になっています。青山霊園のすぐ横の都道319号通りではパーキングチケットどころか駐車レーンが最近できました。ここも居眠りタクシーの駐車場です。都に聞くと都営駐輪場は1カ所もなく、つくる予定もないとのこと。議員連盟はどう考えていますか。
◇小泉座長: 確かにおっしゃる通りです。パーキングメーター、チケットは路上駐車を自由にさせているのと同じで、1車線つぶしているので大きな問題だと思います。歩道の上に「自転車道」をつくってしまうと事故を誘発しかねません。自転車レーンをしっかり全国に普及させ、各自治体にも徹底してこの方向で足並みをそろえていくことが大切です。
◇大西議員: 私は都議会にも長くいました。都内には23区あり、幹線道路の京葉道路は、江東区で自転車道をつくったが、墨田区に行くと消えてしまいます。歩道を走らざるを得ないのです。今の提言は東京都の方に伝えさせていただきます。自治体が条例で決めると23区ばらばらになってしまうので、国が法律として打ち出す必要があります。
◇高木美智代衆議院議員・比例東京ブロック: 公明党で「自転車等の利用環境整備推進プロジェクト・チーム」をつくり、座長を務めています。2011年12月に緊急提言をとりまとめて、政府に出しました。それに基づいて東京都もすでに条例をつくり、京都や名古屋でも進んでいると聞いています。長野の議員から「自転車レーンは都市の問題で、長野でつくると危ない」という話がありました。地方の考えも含めて一緒に推進していくことが大事なのではないでしょうか。
先日、マイナンバー(共通番号制度)関係の視察でスウェーデン、デンマーク、エストニア、ドイツに行きました。クルマが走行する横に自転車のレーンがあって、さらに歩道に近い側にクルマの駐車スペースがあるなど工夫されています。日本も諸外国の例に学ばなければいけません。
◇ハンドバイク利用者 和知徹さん: 提言の中にタンデムについての文言はあるが、パラリンピック競技種目として使われている自転車の種類として、他に三輪の自転車トライシクル、手でこぐハンドバイクというものもあります。三輪・四輪の自転車を活用するお話もありましたが、私はドイツで作製されたハンドバイクを使っています。自転車レーンを考えるにあたり、ぜひ三輪を活用できる場をよく考えて進めてほしい。歩道内を三輪が走るのはこれまで危険視されてきました。私は普通に車道を走っているが、車道では転倒する危険性はほとんどありません。
◇会場 廣田さん: 新潟から来ました。自転車都市のモデルでヨーロッパの都市が挙げられるが、私は中国の北京をモデルにしてはどうかと考えています。ヨーロッパは東京に比べてはるかに規模が小さいが、北京は東京と同規模の都市です。数年前、初めて北京に行き、非常に驚いて以来、年に1回くらい北京の街を自転車で走っています。
◇会場 木下兼一さん(自転車活用推進研究会): 内容はかなり賛同できます。疑問なのはヨーロッパの都市内の住宅地域で行われている時速30キロ制限のようなものが全くないことで、速度制限に関しても環境整備に含まれるのかどうか聞きたい。もう1つヨーロッパにある自転車の走る場所を示す自転車地図をつくる考えはありますか。
子どものときから自転車の正しい乗り方教育を
◇サイクルライフナビゲーター 絹代さん: 主に女性に対する自転車の普及などを行っています。子供の自転車教室と子ども乗せ自転車『事故ゼロ』プロジェクトのお手伝いです。1つは教育制度の中に子供に対する教育を盛り込んでほしい。子供たちに自転車を教えると、短い時間でもしっかり走れるようになり、ルールも見に付きます。
2つめは子供乗せ自転車は危ない乗り物で、前後に子供を乗せると不安定な乗り物になります。子供を乗せているので、事故が起きたときに子供たちも巻き込まれてしまうのです。提言案の中に子供を乗せているお母さんや子供を連れているお母さんに対する配慮がほしい。
3つめは自転車レーンをドライバーから見えるようにしてほしいということ。大阪・本町通の自転車レーンを見てきたが、警官の目の前を自転車が逆走しています。自転車レーンに方向が指示されていても逆走する人たちがいるのです。安全に車道を走るには、走り方を認識していないといけません。
◇三井住友トラスト基礎研究所 古倉宗治研究理事: 国が自転車政策をリードするということをどこかで明確に出してほしい。健康、高齢化社会、環境の問題にしても、一地方公共団体で解決できるものではなく、国全体で解決すべき問題です。切り札として自転車は一番優れています。国が前面に出て責任を持って自転車政策をリードしてほしい。
◇自転車駐車場工業会 片岡大造代表理事: 「道路及び交通に関する法律」には非常に齟齬があります。道路法、道路交通法、道路構造令などを見直してほしい。ロンドンは7年間かけてボリスバイク、バークレイズ銀行がバックアップした公共自転車をつくりました。東京都でも区によって実施しており、自転車駐車場にもレンタサイクルがあります。首都圏で統一された格好で、互いに乗り入れできるようなものにしてほしい。シェアサイクルはその解決にもなります。
◇日本サイクリング協会 吉田章理事: 自転車に関する道路交通法改正、交通に関する教則改正のお手伝いをしました。駐輪場や自転車レーンの増設が課題になっていますが、ハードを整備するだけでなく、ソフトも充実しなければなりません。例えば自転車レーンが加わると交差点に倍以上の危険性が発生します。ソフトを先んじて考えていく必要があります。交通リテラシーを高める教育が必要です。
歩行者、自転車、公共交通の順に交通の優先権を決めよう
◇都市交通評論家 亘理章さん: 世界の大都市の中で東京が最低だという認識をお持ちかどうかが問われています。パリ、北京、ソウル、それ以下なのです。ガイドラインでやっているのは日本だけで、それもつい最近できたばかりです。ほとんどの国で国としての基準があります。全国共通の基準を運用しなくては安全を図れません。
利用者が軽視さているのは交通結節点です。JRと私鉄バスの仲が非常に悪く、池袋駅で降りてバスに乗るのに、どこの改札を出たらいいのかさっぱり分かりません。新宿、渋谷、東京も同じです。ヨーロッパでは改札を出たらどこの出口にどこ行きの何番線のバスがあるか徹底して案内しています。これが本当の“おもてなし”です。
世界の潮流は、市街地では混合交通、車道・車線を全ての交通が共用してお互いに譲り合って利用しようということになっています。その中で交通の優先権を決めています。第一に歩行者、次に自転車、公共交通、それからクルマです。
◇会場 瀬戸圭祐理事(自転車活用推進研究会): 提言の中にある「自転車担当相」に賛成します。強いリーダーシップでやってほしい。初代自転車担当相は谷垣さんに期待しています。
◇会場 中島さん: 提言案全てに賛同します。一つだけご質問するが、「盗難やいたずらの起きにくい駐輪場」とあるが、駐輪場に関する言及があまり明確になっていません。駐輪場の確保の計画が具体的にあるようなら教えてください。
◇会場 佐藤さん: 愛知県小牧市から来ました。「過度な自動車依存・優遇施策を抜本的に見直す」と出ているが、位置づけとしてもっと上位に挙げてもよいのでは。前文の中に入れてもよいのではないでしょうか。
◇上野ひろし衆議院議員・比例北関東ブロック: プロジェクト・チームで議論してきた内容について、ご意見をいただきましたが、それを踏まえてよりよいものにしていきたいと思っています。私は長年サイクリストとして自転車に乗り、政治家になる前は経済産業省車両課で自転車行政を担当してきました。自転車の乗りやすい環境をつくろうと思ってもなかなかできなかったが、今後しっかりやっていきます。
◇岩城事務局長: アドバイザーの先生方からも貴重な提言をいただきました。しっかりと受け止めて提言案に生かしていきます。日本トライアスロン連合の会長を務めており、自分もトライアスリートとして自転車に乗っています。2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックでトライアスロンが正式種目になります。障がいのある方もトライアスロンに挑戦しています。不自由な体で海を泳ぎ、自転車に乗っています。大きな感銘を受けています。
◇小泉座長: 多忙な中、お集まりいただき感謝申し上げます。先生方も熱いものを胸に感じたと思います。私どもはできる限り自転車で通勤しています。国会議員の自転車ツーキニストを増やし、ご期待に沿うように頑張ります。
○出席議員(敬称略/順不同)
谷垣禎一、原田義昭、岩城光英、金子恭之、小泉昭男、穴見陽一、岩屋 毅、上野ひろし、大岡敏孝、大西英男、小島敏文、左藤 章、島田佳和、高木美智代、田嶋 要、西岡 新、平口 洋、務台俊介
○代理出席(敬称略/順不同)
村岡敏英、三ッ林裕巳、土屋正忠、大見 正、鴨下一郎、福山哲郎、工藤彰三、船田 元、斎藤洋明、亀岡偉民、上野通子、堀井 学、三宅伸吾、井出庸生、渡海紀三朗、田中和徳、山田賢司、杉本かずみ、鶴保庸介、小林史明、塩崎恭久、二階俊博、行田邦子、秋元 司
○有識者(順不同)
徳島大学大学院山中英生教授、三井住友トラスト基礎研究所古倉宗治研究理事、サイクルライフナビゲーター絹代さん、NPO自転車活用推進研究会小林成基理事長、日本サイクリング協会吉田章理事(元筑波大学教授、全日本交通安全協会自転車安全教育推進委員会委員長などを歴任)、自転車駐車場工業会片岡大造代表理事、都市交通評論家亘理章さん〔元トヨタ自動車ITS(高度道路交通システム)担当部長〕、自転車活用推進研究会疋田智理事、ハンドバイク利用者和知徹さん(以上敬称略)
●お問い合わせ:NPO自転車活用推進研究会
〒141-0211東京都品川区上大崎3-3-1 自転車総合ビル4階
http://cyclists.jp
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