CSRフラッシュ

つながる、はじまる。

三井物産環境基金がフォーラム2014を開催

●フォーラムの詳細はコチラからもご覧いただけます。

この日、フォーラムの会場となったイイノホールは約500人の入場者でほぼ満席。基調講演に立った兼松佳宏さん(「greenz.jp」編集長/NPO法人グリーンズ理事)は、「ほしい未来は、自分でつくろう」と自らが関わるWebマガジンでの試みを例に、だれもがワクワクする「マイプロジェクト」による社会問題の解決を呼びかけました。偶然隣り合わせた者同士が「今の話を聞いて心に残ったこと」を話し合う時間も用意され、ユニークな課題共有の場となりました。

その後、行われた「自分とまちをつなぐ」「自分と地球をつなぐ」をテーマとした2つのセッションでは、それぞれ2つの三井物産環境基金助成先からの報告の後、計8人のパネリストが、それぞれの活動体験などをもとに、コニュニティのあり方や地球環境との関わり方について語りました。ぼんやりしていた「持続可能な社会」のイメージが焦点を結んでくっきりしていくような印象のフォーラムとなりました。

基調講演 (※は助成金の対象者)

兼松佳宏さん(「greenz.jp」編集長/NPO法人グリーンズ理事)

ウェブデザイナーとして就職後、2006年にクリエイティブディレクターとして独立。greenz.jpの立ち上げに関わる。2010年より編集長。著書に『ソーシャルデザイン』『日本をソーシャルデザインする』などがある。

セッション-1

高砂樹史さん(NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会)

10年間の劇団生活を経て、自給的田舎暮らしをめざし長崎県五島の小値賀島へ移住。島でも田畑を耕しながら生活。平成19年度から観光協会などが合併した「NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会」の設立に参加。


原蜜さん(NPO法人越後妻有里山協働機構)

2000年の第1回大地の芸術祭でサポーター「こへび隊」のリーダーとして参加。その後、各地でアートによる地域づくりプロジェクトに参加。現在、大地の芸術祭のファンドレイジング「越後妻有の林間学校」の企画運営に携わる。

横尾俊成さん(NPO法人グリーンバード代表)

まちの課題を若者や「社会のために役立ちたい」人の力で解消する仕組みづくりがテーマ。第6回マニフェスタ大賞受賞。月刊『ソトコト』で「まちのプロデューサ論」を連載中。著書に『「社会を変える」のはじめかた』(産学社)がある。

鯨本(いさもと)あつこさん(「離島経済新聞」編集長)

地方誌編集者、広告ディレクター、イラストレーターを経て、2010年に離島新聞社を設立。離島専門メディア『離島経済新聞』とタブロイド紙『季刊ritokei』編集長。


セッション-2

豊田陽介さん(NPO法人気候ネットワーク主任研究員)

学生時代から温暖化・エネルギー問題に取り組み、2004年から気候ネットワーク職員に。再生可能エネルギー普及政策が専門。京都市の全小学校で低炭素教育のコーディネーターを務める。


伊勢武史さん(兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科准教授)

26歳で渡米、ハーバード大学で生物学の博士号を取得。専門は生態系をシミュレーションで再現すること。著書に『学んでみると生態学はおもしろい』『地球システムを科学する』がある。

兵庫県立大学の伊勢先生のアニメーション画像」はコチラ

大塚茂夫さん(「ナショナルジオグラフィック日本版」編集長)

日本放送協会で報道番組ディレクター、アリタリア航空で貨物営業を経験。翻訳者として日経ナショナルジオグラフィック社の刊行物に携わった後、2004年から『ナショナルジオグラフィック日本版』編集部に参加。


篠 健司さん(パタゴニア日本支社環境プログラム・ディレクター)

パタゴニア日本支社入社後、広報、店舗部門、物流部門を経て、2004年より環境担当として、資金および非資金的プログラムを通じた環境団体の支援活動などを進める。






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