CSRフラッシュ

「いただきます」と「ごちそうさま」の心がつなぐ食糧支援

「WFPエッセイコンテスト2014」表彰式開催

現在、世界ではおよそ8億500万人(9人に1人)が飢餓に苦しんでいる。世界の食糧問題を考える日として国連が制定した世界食糧デーである10月16日(木)、都内で国連WFPによる、「WFPエッセイコンテスト2014」表彰式が開催された。今年のテーマは「『いただきます』と『ごちそうさま』」。受賞者の各作品は、身近なエピソードや思い出を語りつつ、食を敬う日本独特の文化がにじみ出るものだった。

39,000人超の子どもたちに給食を届ける

今年度の「WFPエッセイコンテスト2014」には、全国から13,180通の作品が寄せられ、小学生部門、中学生・高校生部門、18歳以上部門などの入賞作品が決定した。同エッセイコンテストでは、応募1作品につき給食約1日分(30円)が3社の協力企業よりそれぞれ寄付され、寄付金額は1,186,200円(1社あたり395,400円)となった。これにより、約39,540人の子どもたちに栄養価の高い給食が届けられることとなる。

最優秀作品としてWFP賞を受賞した野上 夏美さんの「積まれたミカン」は小学校時代の同級生“よしお君”とのある出来事からクラスの子どもたちが心の痛みとともに食べ物の大切さ、「いただきます」「ごちそうさま」の意味を知る思い出が語られた。

最優秀作品について「思わず胸がジーンとして、涙が一粒ポロリ」と語る国連WFP協会顧問の湯川れい子さん (音楽評論家・作詞家)

また、小学生部門賞の小学校5年 日下部 真珠さんの「命が命を呼んでいる」は、祖母が使う丹後の方言「呼ばれてくんにゃあ」(食べる、いただく)から、繊細な感性で飢餓に苦しむ人々に思いを寄せている。

表彰式には選者のオテル・ドゥ・ミクニ オーナーシェフの三國 清三さんもプレゼンターとして参加した

●受賞作品は専用ウェブサイトに掲載されています。竹下景子さんによる朗読映像も視聴できます。
http://www.redcup.jp/essay/2014/index.html

●国連WFP協会

www.wfp.org/jp

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