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“希望”に向かって漕ぎ出そう『広い河の岸辺』に集う人々

~ケーナ奏者で訳詞家の八木倫明さんが出版記念の集いを開催~

ケーナ奏者の八木倫明さんが訳詞し、歌手のクミコさんが歌う『広い河の岸辺』が全国各地の合唱団で歌いつながれている。このほど八木倫明さんの著作『広い河の岸辺』、画家で詩人の葉祥明さんとの共著である絵本『ひろいかわのきしべ』の発刊を記念した催しが開かれた。

出版記念の集いで『広い河の岸辺』を歌うクミコさんと演奏する八木倫明さん(左)

出版記念の集いで『広い河の岸辺』を歌うクミコさんと
演奏する八木倫明さん(左)

『広い河の岸辺』という歌をご存じだろうか。ケーナ奏者八木倫明さんの訳詞で2014年11月に歌手のクミコさんが600人の合唱団とともに5,000人の聴衆を前で歌った「日本のうたごえ祭典inみやぎ」(仙台市)の模様などがNHKの報道番組で放送されてから一気に全国に広まった。


河は広く渡れない
飛んで行く翼もない
もしも小舟があるならば
漕ぎ出そうふたりで

原曲は《The Water Is Wide》というスコットランド民謡だが、2014年4月からNHKで始まった『花子とアン』でカナダ人スコット先生が歌い、10月から始まった『マッサン』でスコットランド出身のヒロインが歌った。クミコさんのシングルCDが発売されたのは2014年7月。いまは全国各地の合唱団で歌われている。

この日の出版記念会に集まったのは八木さんらと活動を共にしてきた仲間たち。元NHKアナウンサー村上信夫さんが司会を務め、たかこ・やぎりんバンドの演奏をバックに、ソプラノ歌手大前恵子さんが「コンドルは飛んでいく」などを歌い、画家で詩人の葉祥明さんや山形で「葉っぱ塾」を主宰するお兄さんの八木文明さん、マンガ家の小澤一雄さんらが次々と登壇して八木さんにエールを送った。

進行役の村上信夫さん(写真左)とたかこ・やぎりんバンドの演奏で歌うソプラノ歌手大前恵子さん(右の写真の真ん中) 。右はアルバ奏者の藤枝貴子さん

進行役の村上信夫さん(写真左)とたかこ・やぎりんバンドの演奏で歌う
ソプラノ歌手大前恵子さん(右の写真の真ん中) 。右はアルバ奏者の藤枝貴子さん

左から葉祥明さん、八木文明さん、小澤一雄さん

左から葉祥明さん、八木文明さん、小澤一雄さん

絵本『ひろいかわのきしべ』で絵を担当した葉祥明さんは、「地平線に連なる空や川の色にとことんこだわった」と語った。

歌手のクミコさんが登場すると会場は熱気に包まれた。「この歌を歌うことになったのは、八木さんからの手紙がきっかけ」といきさつを語り、力強い声で朗々と歌う。

八木さんとの出会いを語る歌手のクミコさん

八木さんとの出会いを語る歌手のクミコさん

集いの最後には、八木倫明さんの被災地支援活動などをさまざまな形で応援してきた金澤義雄さん(埼玉県在住)や近藤裕隆さん(東京都在住)らのサポーターたちも登壇、八木さんのあたたかい人柄がしのばれるアットホームなひとときとなった。(2015年5月)

八木さんの被災地訪問演奏などの活動を支援したサポーターのみなさん

八木さんの被災地訪問演奏などの活動を支援したサポーターのみなさん

やぎりんBOOK『広い河の岸辺』(主婦と生活社)。 著作『広い河の岸辺』購入者一人ひとりにサインする八木倫明さん

やぎりんBOOK『広い河の岸辺』(主婦と生活社)(写真左)。
著作『広い河の岸辺』購入者一人ひとりにサインする八木倫明さん


葉祥明さんとの共著となる絵本(文:八木倫明さん)『ひろいかわのきしべ』(国土社)

葉祥明さんとの共著となる絵本(文:八木倫明さん)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)

ケーナ奏者 八木倫明(やぎりんめい)さんの公式ブログ 
http://ameblo.jp/duo-quenarpa/


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