CSRフラッシュ
手づくりマスクで医療を守ろう!
健康経営会議実行委員会が呼びかけ世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。遅ればせながらわが国も「緊急事態宣言」(4月7日)を行ったが、そんな折、企業経営者らが中心となってつくる健康経営会議実行委員会が「自作マスクで医療を守ろう #SAVETheNurse」の取り組みを開始した。[2020年4月13日公開]
マスクが足りないなら手づくりで
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県などの全国7都府県で出された緊急事態宣言。ようやく新型コロナウイルスによる感染が自分事として広まりつつあるが、すでに全国の薬局や日用雑貨の店先からは、マスクだけでなくアルコール消毒液などの防御対策グッズが消えています。
そんな中、経営の観点から従業員、被保険者、そして生活者の健康づくりに取り組んできた健康経営会議実行委員会(事務局:株式会社ルネサンス)が、このほど「自作マスクで医療を守ろう #SAVETheNurse」と自作マスクの啓発・推奨キャンペーンをスタートさせました。
まずはハンカチを使った自作マスクの作り方からどうぞ。
意外と簡単に自分だけのマイ・マスクが完成します。
医療現場に“既製品のマスク”を優先的に
健康経営会議実行委員の事務局長を務める株式会社ルネサンスの樋口 毅さん(同社の健康経営企画部部長)に、手づくりのマスクづくりの狙いについて聞くと、「このキャンペーンは、社員の健康づくりを通じて、医療機関を守るための活動です。既製品のマスクが不足する中、会社として社員に自作マスクを啓発していくことで、医療従事者の皆さんに優先的にマスクを届けることが目的です」とのこと。
いま、新型コロナウイルスと奮闘する医療の最前線では、看護師や医師たちなどの医療従事者や介護関係者が使用するマスクさえ不足気味だといいます。
医療現場の関係者に感謝の拍手を送る「フライデー・オベーション」が話題になっているが、医療や介護の関係者の必需品であるマスクを彼らに優先的に届けるために、自分たちが使うマスクは自分たちでと訴えているのです。
なお、健康経営会議実行委員ではマスクの効果について、「マスクは他人からの飛沫を防ぐ予防効果はあまり認められませんが、他人への飛沫感染を防ぎ、感染拡大を防ぐために有効です」としています。
会社ぐるみで自作マスクの普及に取り組む株式会社ドクターズ・マンの皆さん。横浜市に本社のある同社は、医療および予防領域で水素活用製品の開発などを行っています。
基本的な感染対策(人との距離をあけること/手洗いをしっかり行うこと)と組み合わせて行うとともに、使用後のハンカチマスクの洗浄方法についても映像を制作し、流しています。興味のある方は、下記の「布製マスクの洗い方の動画」もご覧ください。
●動画「布製マスクの洗い方」
お問合せ先:健康経営会議 実行委員会 事務局(株式会社ルネサンス内)
kenko-info@s-renaissance.co.jp
http://www.kk-kaigi.com/
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