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コロナ禍の野菜とサラダの消費は⁉

サラダクラブが「サラダ白書2021」を発表

野菜の日(8月31日)に合わせて、サラダの食文化の把握を行ってきた㈱サラダクラブ(代表取締役社長:金子俊浩)。このほど、コロナ禍の野菜やサラダの消費状況を調査した「サラダ白書2021」を発表しました。[2021年7月19日公開]

金子俊浩社長

2021年版は、新型コロナウイルス流行以降の野菜に対する意識やフードロスへの関心・意識などについて、全国 2,060 人の 20~69 歳の男女に Web アンケート調査を行いました。

コロナ禍で食べる量が増えた野菜の 1 位は「キャベツ」

新型コロナウイルス流行以降(2020 年 4 月以降)、摂取量が増えた野菜について尋ねたところ、「キャベツ」(15.6%)がトップとなりました。次いで「玉ねぎ」(13.6%)、「白菜」(13.0%)の順に続いています。

コロナ禍で料理によく使うようになった野菜の 1 位も「キャベツ」

新型コロナウイルス流行以降(2020 年 4 月以降)、料理でよく利用するようになった野菜について尋ねたところ、「キャベツ」(9.7%)がトップとなりました。次いで「玉ねぎ」(9.0%)、「ブロッコリー」「白菜」(7.1%)の順に続いています。

コロナ禍で健康のためにより意識するようになったこと「栄養バランスを整える」「野菜を摂取する」が上位

新型コロナウイルス流行以降(2020 年 4 月以降)、健康のために意識していることについて尋ねたところ、「栄養バランスを整える」(25.7%)、「野菜を摂取する」(25.5%)が上位に入りました。特に女性は、男性に比べて「栄養バランスを整える」「野菜を摂取する」の回答が多い結果になっています。

フードロス問題に約7割の人が関心

フードロス問題に関心があるかと尋ねたところ、約 7 割が「関心がある」と回答しました。内訳を見ると男性よりも女性の方がフードロス問題への関心が高いことが伺えます。

家庭で気を付けているフードロス対策「使う分、食べられる量だけを買う」がトップ 3割以上が「日持ちする商品を購入」

フードロス問題に関心がある方に、フードロス対策として家庭で気を付けていることを尋ねたところ、「使う分、食べられる量だけを買う」(43.1%)がトップとなりました。また、3 割以上が「日持ちする商品を購入」していることが分かりました。

調理する際にできれば利用したい野菜の部位
1位:大根の葉 2位:ブロッコリーの芯 3位:ネギの青い部分 

捨ててしまいがちだが、できれば調理に利用したいと思っている野菜の部位について尋ねたところ、「大根の葉」(30.9%)が最も高く、次いで「ブロッコリーの芯」(26.7%)、「ネギの 青い部分」(25.0%)が上位に入りました。また、「キャベツの芯」を利用したいと思っている 方も 2 割以上いることが分かりました。

パッケージサラダの利用頻度 週1回以上は約4割で、
2013年以降最も高い結果に

パッケージサラダを 1 年以内に利用したことがある人に、パッケージサラダの利用頻度を尋ねたところ、「週 1 回以上利用する」と答えた割合は 37.7%で、2013 年以降で最も高い結果になりました。

フードロスを少なくするため、消費期限を1日延長した「ミックスサラダ」を
全国で販売開始

<ミックスサラダ>(左)と<ミックスサラダ ビッグパック>

 

㈱サラダクラブでは、「野菜本来の抵抗力を活かし、なるべくダメージを与えないように洗浄すること」や「10℃以下の低温流通管理(コールドチェーン)」など、パッケージサラダの鮮度を維持する技術の確立に取り組み、2021 年 9 月 18 日(土)出荷分より、消費期限を 1 日延長した「ミックスサラダ」「ミックスサラダ ビッグパック」を、関東エリアで販売を開始します※1
※1これにより、全国(沖縄県を除く)で「ミックスサラダ」「ミックスサラダ ビッグパック」の消費期限が加工日に加え 5 日間となります。

2年ほど前には、「野菜にやさしい製法(特許4994524号)」を改良し、「炭酸水製法」による野菜へのダメージをさらに抑えながら洗浄する技術の確立により、主力商品である「千切りキャベツ」の消費期限を1日延長し、加工日に加え5日間としています。2021年3月には、「千切りキャベツ」の消費期限延長で確立したキャベツの洗浄技術を他の野菜にも応用することで、同じく主力商品である「ミックスサラダ」の消費期限の1日延長にも成功し、加工日に加え5日間となりました。

消費期限の延長により、お客さまにとっては、まとめ買いして冷蔵庫にストックしやすくなります。消費期限延長(加工日+5日)により、「千切りキャベツ」は出荷数が約20%※2、「千切りキャベツ ビッグパック」は約40%伸長※2しており、コロナ禍でおうちで食事をする機会が増える中、利便性の高い商品としてさらなる需要の拡大が期待できます。また、販売店にとっては、売れ残りによる廃棄ロスや売り切れによる販売機会ロスの低減につながります。
※2 2019年4月~2020年12月と2018年4月~2019年12月の比較。

炭酸水製法について
「野菜にやさしい製法」を改良し、カット後の洗浄に弱酸性の炭酸水を使う洗浄方法。野菜にかかるダメージをさらに減らすことが可能に。これにより「千切りキャベツ」と「ミックスサラダ」(ビッグパック含む)の消費期限を 1 日延長(加工日+5 日)にすることができました。

野菜にやさしい製法(特許 4994524 号)
キャベツになるべくダメージをあたえないようにする洗浄方法。キャベツは、カット前とカットした後の 2 回洗浄を行い、カット後の洗浄はカット前より野菜にやさしい洗浄を行うことで、野菜にかかるダメージを減らしています。

株式会社サラダクラブについて
野菜の鮮度とおいしさにこだわり、いろいろな種類の野菜を組み合わせ、洗わずにそのまま食べられる「パッケージサラダ」を製造・販売。キユーピー㈱と三菱商事㈱の共同出資により 1999 年に設立しました。利便性と価格が一定という経済性が評価され需要が拡大しているパッケージサラダ市場で、サラダクラブは国内最大のシェア(金額)を占め、販売店舗数は 16,030 店(2020 年 11 月現在)となっています。
*:マクロミル QPR(サラダメーカー別 2020 年 1 月-2020 年 12 月)

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