[東日本大地震:この瞬間も、困難な状況にある被災地のために]

「何かしたいという気持ちが、いま必要とされている」

東北を中心とする東日本を直撃した大地震。その直後にYouTubeにアップロードされたある動画へのアクセスが40,000を超えている。地震の衝撃に無力感と絶望感に打ちのめされる中、この動画から“とにかく、立ち上がろう”と勇気をもらった視聴者も多いのではないか。製作者のYoshiとOKPこと、法政大学の井出佳貴さんと岡田拓也さんに話を聞いた。

岡田拓也さん(左)と井出佳貴さん

「東北地方太平洋沖地震~ 私たちにいまできること~」

http://www.youtube.com/watch?v=PLYHC2mMZ7E

3月11日(金)の大地震、直後からTVのニュース映像は私たちの想像を超える自然の力と残酷さを映し続けた。“自分も何かしなければ”、法政大学に通う井出さんは、折しも22日(火)に出身である法政大学第一高校の同窓会が予定されていることを思い出した。「幹事にすぐさま電話して、募金の実施を提案しました。すると幹事が“同じことを提案してきた人間がいるよ”と。」それが中高を通じての友人、同じく法政大学でデジタルメディアを専攻していた岡田さんだった。

募金以外にも自分たちが出来ることを今やろう。会うのは高校卒業以来の4年ぶりだったが、連絡を取り合うと二人はすぐさま阿吽(あうん)の呼吸で、井出さんが映像のイメージをふくらませ、それを岡田さんが実際の動画に落とし込んだ。二人が作った動画「東北地方太平洋沖地震~私たちにいまできること〜」は14日(月)にはYouTubeにアップロードされた。

映像は今回の地震被害の写真等が、ハイチ地震のためにマイケルジャクソンなど有名アーチストたちが作ったWe are the Worldの曲と和訳歌詞字幕とともに展開する。“今こそ、声をあげて呼び掛ける時が来たよ!僕たちは、今一つになっていかなくてはいけないんだ!”と。

「最後に引用先を記載しましたが、時間がない中、国内外の素材や被災地の方が国内外からの応援メッセージをまとめたツイッターprayforjapan.jpからも紹介させていただきました。prayforjapan.jpの作者にはツイッターでその旨を連絡しました。(岡田さん)」

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