CSRフラッシュ

ごみは海に行かせない！

コスプレイヤーたちが東京タワー周辺で「ごみ拾い」を行う

増え続ける海洋ごみ対策の一環として「コスプレde 海ごみゼロ大作戦！in 東京タワー」が6月8日に開催しました。ごみ拾いエリアとなった東京タワー周辺では、国内外のコスプレイヤーを含む430名がごみ拾いに参加し、この日だけで30リットルのごみ袋90個分のごみを集めました。[2019年6月17日公開]

海ゴミゼロ1

海に流出するごみの約 8割は街から

海洋ごみによる海への汚染が社会問題となっています。一度海に流出したごみの回収は困難であるとされているだけに、街におけるごみ対策が欠かせないといわれています。

日本財団（会長笹川陽平）とコスプレ海ごみゼロ実行委員会による今回の取り組みは、「海ごみゼロウィーク」(5 月30 日～6 月8 日前後)の期間に合わせて開かれたもので、日本財団が進める「CHANGE FOR THE BLUE※1」の活動の 1 つとして行われました。

※1日本財団「海と日本プロジェクト」がオールジャパンの取り組みとして、“これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を高めるムーブメントを起こすため、産官学民からなる 12 のステークホルダーと連携し、海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信するために立ち上げた。

世界と日本のコスプレイヤーが東京タワーに集まる

海ゴミゼロ3

当日は、イタリアやメキシコ、台湾など世界 12 カ国・地域より計15 名の海洋ごみ問題に関心の高い世界のトップレベルのコスプレイヤーをはじめ、国内の有名コスプレイヤーや一般参加コスプレイヤーが大勢集い、出発式を行いました。

東京タワーに隣接して設けられたステージでは、普段からコスプレ衣装でごみ拾い活動をしている「リアルライフヒーロー」代表のプリヅィアさん、通称”ゴミ拾い侍”こと「一世一代時代組」代表兼マネージャーの高橋力也さん、日本財団の海野光行常務理事がトークショーを行い、日頃の活動と海ごみの深刻な状況を共有するところからスタートしました。

プリヅィアさんは、「みんなに笑顔でいてほしいから、コスプレ姿で清掃活動をはじめたところ、活動の輪が全国に広がり、いまでは50人以上のリアルライフヒーローが誕生しています」と語りました。

「一世一代時代組」代表兼マネージャーの高橋力也さんは、「演劇活動を続けながら渋谷を中心に毎週日曜日にゴミ拾いを続けています。モラルのない心を成敗するが掛け声です」と抱負とともに取り組みを振り返ってくれました。