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~日産自動車のCSR活動と「日産わくわくエコスクール」体験レポート

PART 2. 「日産わくわくエコスクール」と日産のCSR

人々の生活を豊かに

日産自動車㈱ CSR部 井狩 倫子 部長

日産は「ブルーシチズンシップ」の旗のもと、「教育」「環境」「人道支援」の3つを柱に、自動車メーカーならではの社会貢献活動を展開しています。
井狩倫子CSR部長と環境・安全技術部で環境教育に取り組む鎌田文子主管に話をうかがいました。

Q 2011年にCSR組織を見直し、CSR部として発足してから初代部長とのことですが、日産の社会貢献活動についてお聞かせください。

井狩:日産のビジョンは「人々の生活を豊かに」。そこには日産ならではの価値を創造し、社会に必要とされる企業であり続けたいという願いを込めています。次世代へと続く社会の発展のために、「教育への支援」「環境への配慮」「人道支援」の3つを取り組みの柱としています。

Q 「ブルーシチズンシップ」はどのような位置づけでしょうか。

井狩:2011年10月に日産のCSRの総称として「ブルーシチズンシップ」を日産のサステナビリティ戦略として再定義しました。日産のビジョンや決意をかたちにしたもので、「サステナビリティ」「モビリティ」「コミユニティ」という3つの視点で取り組みを行っています。

Q 日産のCSRにはどのような特徴がありますか。

井狩:CSRはフィランソロフィなど慈善活動のみと捉えられがちですが、私どもでは事業を含めたさらに広い捉え方をしています。例えば「サステナビリティ」の視点では「ニッサン・グリーンプログラム2016」という環境戦略があり、①ゼロ・エミッション車の普及、②低燃費車の拡大、③カーボンフットプリントの最小化、④新たに採掘する天然資源の最小化などのアクションに力を入れています。また「コミュニティ」には社会貢献があります。日産の社会貢献活動の歴史は古く、1984年から始めた「童話と絵本のグランプリ」活動による童話作家や絵本作家の発掘という取り組みは今年で30周年を迎えます。

Q 「日産わくわくエコスクール」も大切な取り組みですね。

井狩:環境への負荷が少ないクルマをつくることの重要性はいうまでもありませんが、社会に環境を考える重要性を伝えるためには、人への働きかけも大切です。「日産わくわくエコスクール」はこれからも展開をしていきます。また日産のサステナビリティ戦略には、環境と並んで「安全戦略」という大きなテーマがあります。日産は交通事故による人的被害をできる限り最小にしたいと取り組みを続けています。

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