国内企業最前線
未来の街を、電気自動車で走ろう
~日産自動車のCSR活動と「日産わくわくエコスクール」体験レポート未来を担う子供たちに
日産自動車㈱企画・先行技術開発本部
環境・安全技術渉外部 環境マネージメントグループ 鎌田 文子 主管
Q 「日産わくわくエコスクール」はどのようなきっかけから生まれたものですか。
鎌田:日産は「次世代育成」という観点を重んじて社会貢献活動を行ってきました。「教育への支援」と「環境への配慮」を結びつけるかたちで、「日産モノづくりキャラバン」「日産デザインわくわくスタジオ」などとともに、「日産わくわくエコスクール」を5年前から始めています。ちょうど小学5年生の社会科で、子供たちは自動車産業について学びますので、学習を補うかたちの支援ができればと考え、「日産わくわくエコスクール」を始めました。
Q 子供たちの反響はいかがですか。
鎌田:理科離れが叫ばれる中、2年ほど前から行っている電気自動車キットを使った体験型の学習は子供たちにも新鮮に映っているようです。実際に手を動かして電気を作ったり、ためたり、クルマを動かすという体験は楽しい時間となっています。ものづくりに強い国の将来を担う子供たちだけに、日産のクルマづくりにも興味を持っていただければと思います。
Q 講師を経験した従業員の声も聞かせてください。
鎌田: 出張授業は講師やサポーターなど従業員の自主的な参加で行われています。地道な活動ですが、将来を担う小学生たちに触れることで、自分たちの仕事の大切さを再確認できる貴重な機会となっています。「授業で子供たちに“気づき”や“わくわく感”を提供できるのがうれしい」「子供たちのエコカーへの関心が高く、自分の仕事を必要としてくれていると実感した」などの声が多く寄せられています。
※この記事は12月13日〜15日に東京ビッグサイトで行われた日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2012」における日産ブースの模様と1月中旬に行われた日産本社への取材をもとに作成しました。出張授業の模様は、エコプロダクツ展用に簡略化された内容をさらに当編集部で一部省略して伝えています。
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