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障がいのある方のアートを店舗の内装デザインに

12月にオープンしたモスバーガー原宿表参道店 

モスバーガーを展開する㈱モスフードサービス(代表取締役社長:中村 栄輔、本社:東京都品川区)は、2021年12月15日(水)、「モスバーガー原宿表参道店」をオープンしました。新店舗の内装には、障がいのある方々の作品をデザインとして採用し、アートギャラリーのような空間を演出しています。(2021年12月27日公開)

店舗に飾られたアート作品から

障がいのある方のアートで彩られたモスバーガー

「モスバーガー原宿表参道店」は、若者やファミリー層が多い原宿・表参道のJR原宿駅に隣接しています。この好立地を生かすため、モスフードサービスでは、新店舗をグループの持続可能な社会づくりへ向けた取り組みなどを発信するフラッグシップ店舗と位置づけ、店舗の内装に障がいのある方々の作品をデザインとして採用し、多様な人々が集うアートギャラリーのような空間を実現しました。

モスバーガー原宿表参道店の内装と店舗の外観

これは、モスフードサービスが2016年から実施してきた「MOSごと美術館」という取り組みの一環であり、多くの方々にアート作品に触れていただく機会を創出することで、障がいがある方と社会とのつながりを生み出す架け橋になることを目指します。

また、モスバーガー原宿表参道店で働く社員は「ユニバーサルマナー検定※1 3級」を取得する予定です。高齢者や障がいのある方、ベビーカー利用者、外国人など多様な方々への接客時に適切なサポートができることを目指しています。

※1 多様な方々に向き合うためのマインドとアクション(ユニバーサルマナー)を体系的に学び、身につけるための検定で、一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会が認定しています。


ピックアップロッカーの導入などで高効率化

新店舗にはピックアップロッカー※2を設置しており、外部デリバリーサービスへのスムーズな対応を可能にしました。今後「モスのネット注文」をご利用されたお客さまへの対応も検討していく計画です。

商品の受け取りをスムーズにするピックアップロッカー

また、厨房にはピーク時間帯の商品提供時間を短縮するため、バンズ(パン)の新型焼成機などの高効率機器を導入しました。

※2 注文番号をロッカーの操作パネルに入力することで、ロッカーの扉が自動で開き、商品が受け取れる仕組みとなっています。


■「MOSごと美術館」について

「MOSごと美術館」は、障がいのある方の作品をモスバーガーの店舗に展示し、気軽に親しんでいただける機会を創出する取り組みとして、2016年から新潟県の「まちごと美術館cotocoto 」事業に賛同してスタートしました。

現在は障がいのある方の社会参加支援を目的に、店舗などでアート作品を活用する取り組みを行っています。障がいのある人もない人も、色とりどりなアート作品に触れて楽しんでいただくとともに、新たな交流やふれあいにつながることを目指しています。

なお、12月16日よりモスバーガー公式サイトにおいて、「MOSごと美術館」の取り組みを紹介する専用ページを開設しました。
https://www.mos.jp/oc/mosgoto/index.html

モスフードサービスでは「人間貢献・社会貢献」の経営理念のもと、SDGsの取り組みを強化。「MOSごと美術館」の取り組みを通じ、SDGsが掲げる 17の目標のうち、⑧「働きがいも経済成長も」、⑩「人や国の不平等をなくそう」、⑰「パートナーシップで目標を達成しよう」の3つの目標の達成に貢献します。

<お問い合わせ先>
株式会社モスフードサービス
お客様相談室:0120-300900
https://www.mos.co.jp/company/

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