CSRフラッシュ

震災から11年、被災地と被災者に3110本の花を!

「あなたのいいね!が花になるFlowers for 3.11」キャンペーンから

震災体験の風化が懸念される中、東日本大震災から11回目の3月11日を迎えました。Facebookを提供するMetaの日本法人Facebook Japanは、震災風化防止のために一人ひとりができることを考える機会をつくろうと、2月22日(火)~3月3日(木)を「11年目の3.11を考える10日間」とし、Meta日本公式Facebookページで震災風化防止や復興支援の取り組みを行うコミュニティを紹介。それらの投稿に対して利用者から寄せられた、「いいね!」などのリアクションやシェア、コメント数と同じ本数(上限は3110本)の花を福島の人々に送りました。(2022年3月15日公開)

3月11日に合わせて“希望につながる花”を福島に

「あなたのいいね!が花になる Flowers for 3.11」は、「被災地へ寄せる想い」を、気持ちを明るく彩る花に代えて被災地へ届けるという試み。

Facebookを提供するMetaは「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」というミッションを掲げていますが、今回の取り組みは、Facebook Japanと、産地の「想い」を届けることに注力しながら花の仲卸を営む株式会社プランツパートナー、震災発生直後から被災地へ足を運び、継続的な支援活動を行う一般社団法人LOVE FOR NIPPONの3社の共創により実現しました。

2月22日(火)~3月3日(木)の10日間で実施されたMeta日本公式Facebookページの特集「11年目の3.11を考える10日間」に寄せられた「いいね!」などのリアクションやシェア、コメントは4,909に及び、プランツパートナーによって予定していた最大本数3,110本の花に代えられ、福島の人々に届けられました。

また、3月11日当日は、福島県のナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジで、一般社団法人LOVE FOR NIPPON主催のイベント「SONG OF THE EARTH 311 -FUKUSHIMA 2022」のフェスティバル会場に、同団体のメンバーであるフラワーアーティスト・小林祐治さんによって届けられた花の一部を利用して制作されたフラワーゲートが来場者を出迎えたほか、イベントの思い出を彩るアイテムづくりが楽しめるワークショップも開催。老若男女が花のワークショップを楽しみました。

フラワーゲートの前で記念撮影するイベント参加者の皆さん
届いた花で髪飾りやブローチをつくるワークショップも

悲しみから喜びへ「SONG OF THE EARTH 3.11」が開催

3月11日、福島原子力発電所から20キロほど離れたJヴィレッジでは、一般社団法人LOVE FOR NIPPON主催の10回目の復興支援イベント、「SONG OF THE EARTH 3.11」が開催されました。

朝10時半から夜の20時までの間に10組のアーティストが舞台に立ち、演奏を行いました。また、コンサートの合間には、「3.11夢の大凧あげ」「巨大ダルマ引き合戦」、11回目となるキャンドルナイト「CANDLE 11th」も行われました。

©️SONG OF THE EARTH 311 -FUKUSHIMA 2022-
「夢の大凧あげ」©️SONG OF THE EARTH 311 -FUKUSHIMA 2022-
キャンドルナイトの模様 ©️SONG OF THE EARTH 311 -FUKUSHIMA 2022

「あなたのいいね!が花になるFlowers for 3.11」キャンペーンを共創した3社からはイベント終了後、以下のようなコメントがありました。

Facebook Japan代表取締役 味澤将宏さんのメッセージ

震災を知らない世代の成長などにより、震災の風化が懸念されています。被災地から離れたところで生活をしていたり、震災を経験していなくとも、被災地や被害を受けた方々に想いを寄せ、震災風化防止のためにできることがあるはずです。今回のイベントが、そのきっかけになればと願っています。

Facebook Japan 代表取締役 味澤将宏さん

一般社団法人LOVE FOR NIPPON代表 CANDLE JUNEさんのメッセージ

11年目以降も継続して被災地の支援を行い、被災地に寄り添う企業はそれほど多くありません。しかし、津波被害や原発事故災害からの復興にはまだまだ時間がかかります。私たちは3月11日を悲しみを思い出す日ではなく、楽しみや喜びで包みながら、未来に伝承していく日にしていきたいと考えています。

一般社団法人LOVE FOR NIPPON代表 CANDLE JUNEさん

株式会社プランツパートナー 代表取締役社長 不破剛太郎さんのメッセージ

東日本大震災が起きたあと、生産者のパートナーとして継続的なサポートができないかと考え、福島の生産者と直接コミュニケーションをとって販売を強化するなどの取り組みを続けてきました。ゲートやワークショップに使われたお花をFacebookやInstagramでも見ていただき、福島へ想いを寄せていただければと思っています。

株式会社プランツパートナー 代表取締役社長 不破剛太郎さん

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