CSRフラッシュ

おいしくて、カラダにいい水を、ずっとお届けするために日本トリムのSDGsへの取り組み

整水器を製造販売する(株)日本トリム(本社:大阪市、代表取締役社長:田原周夫)。2010年から実施している使用済み浄水カートリッジのリサイクル本数が、2024年3月で400万本を達成しました。リサイクルしたカートリッジ400万本で廃棄を抑制できたペットボトルを500mlペットボトルで換算すると480億本に相当します。[2024年5月4日公開]


14年間でリサイクルされた浄水カートリッジ400万本は
並べると東京~高知間の直線距離を超える長さ※に

整水器と浄水器の違いが分かりますか。どちらも水道水に含まれる残留塩素やその他の不純物を除去することで、おいしい水にするのですが、整水器は、浄化した水をさらに電気分解して「おいしい+医療効果がある」電解水素水(飲用アルカリ性電解水)を生成します。

そのため整水器は、医薬品医療機器等法(旧薬事法)で胃腸症状改善の効果が認められた家庭用管理医療機器とされています。

整水器を製造販売する日本トリムでは、2010年1月からSDGsの取り組みの一環として、それまで家庭ゴミとして処理されてきた使用済み浄水カートリッジをお客様宅から無償回収し、リサイクルする取り組みを行っています。

浄水カートリッジのリサイクルは、日本トリムのマテリアリティ「環境」への取り組みの一つであり、CO2排出削減や資源の有効活用を目指してお客様とともに行うものです。

※日本トリムの整水器「Refine」は、1つのカートリッジで通水量約6,000リットル(6,000,000ml)までお使いいただけます。カートリッジ1本で廃棄を抑制できるペットボトル数は、500mlペットボトルで12,000本という計算になります。

■浄水カートリッジについて
整水器や浄水器の内部には、不純物を除去するためのカートリッジが入っています。ろ材には、活性炭、中空糸膜、セラミックなどの種類がありますが、環境に配慮したヤシガラ活性炭を使用したマイクロカーボンカートリッジが日本トリムの主力商品となります。

カートリッジは使い続けることにより、徐々にろ過能力が低下するため、浄水処理能力に達したときや、衛生面を考え、定期的な交換が必要になります。交換時期は製品や処理能力によりさまざまですが、3か月~1年に1回程度となります。

日本トリムの浄水カートリッジの交換目安は最長でも1年です。

日本トリムのカートリッジ
カートリッジのリサイクル工場は高知にありますが、今までお客様から返却された浄水カートリッジを並べると、東京~高知間の直線距離を超える長さになります。
当社で一番小さい「CMカートリッジ」の長さ約18cm、東京駅から高知駅までの直線距離(約615km)で計算。距離はGoogleマップで測定。


■カートリッジを新たな資源として再利用する
浄水カートリッジは、カートリッジとして再利用されるのではなく、新しい資源へと生まれ変わります。フィルター部分の活性炭は不織布などと加工されて固形燃料になります。外側のプラスチックケースはABS樹脂という汎用性の高いプラスチック素材に生まれ変わります。また、カートリッジの箱も再生紙になります。

(1)ABS樹脂 加工性やデザイン性が高いため、家電製品や自動車、家具や建材など、世の中の幅広い製品に活用されています。

(2)固形燃料 可燃物に加工を加えて、より扱い易い燃料にした工業製品を指します。主に発電ボイラー用に使用されています。

(3)再生紙 古紙を原料として生まれるのが再生紙です。中でも段ボールは古紙回収の優等生で幾度も再生して使われています。

左から(1)ABS樹脂、(2)固形燃料、(3)再生紙

■使用済み浄水カートリッジのリサイクルの流れ
1.浄水カートリッジの回収
浄水カートリッジをご購入いただいたお客様に返送キットをお送りします。


2.リサイクル工場へ
回収された浄水カートリッジはまず高知県南国市のリサイクル工場に運ばれます。1週間で約6000本が届きます。(中にはお礼状や子供たちからのメッセージなども添えられて返送されるケースもあります)

3.1本ずつ分解
1本ずつ専用の機械を使って、プラスチックケースと中のフィルターに分解します。フィルターの中は水質や用途によってはかなり汚れたものもあります。

4.水分を飛ばして乾燥
フィルターの中にはまだ水分が残っているので、遠心分離機を使って、中の水分を飛ばします。さらに、完全に水分を取りきるため、乾燥専用のユニットハウスに2~3日寝かせます。

左から回収されたカートリッジ、分解されたフィルター、遠心分離機に入ったフィルター



日本トリムでは、サステナブルな社会の実現のためには、地球環境に配慮して事業を推進することが不可欠であると考えており、事業活動によって発生する環境負荷を低減させる努力を行う一方、環境課題の解決に貢献する製品や技術開発にも積極的に取り組んでいます。

今後も生命の源となる「水」を扱う企業として、浄水カートリッジのリサイクルをはじめとした、SGDsの取り組みを進めています。

■日本トリムとは
株式会社日本トリムは、医療機器である電解水素水整水器製造販売を主軸とした事業を展開しています。世界に先駆けて水が持つ機能に着目し、25年以上にわたる産官学共同研究により「健康をサポートする水®、電解水素水」の機能、有用性を追求しています。現在では、電解水素水の活用は飲用にとどまらず、血液透析における次世代新規治療法や農作物の栽培などさまざまな分野へと応用し展開しています。また、グループ会社では国内最大手の民間さい帯血バンク(ステムセル研究所、東証グロース市場:7096)事業を展開するなど、日本トリムグループはグローバルなメディカルカンパニーを目指しています。

株式会社日本トリム(東証プライム市場:6788)
□設立年月日:1982年(昭和57年)6月12日
□代表取締役社長:田原 周夫(たはら のりお)
□資本金:992,597,306円
□従業員数:659名(2023年12月末日時点 ※関連会社等を含む)
□企業ホームページ:https://www.nihon-trim.co.jp/


<関連記事>
「SDGsユーモアイラスト原画展」を国連WFP協会が開催
世界から飢餓と食糧の不安をなくそう~WFPチャリティーエッセイコンテスト2020から
おにぎり写真投稿で、給食150万食を子どもたちへ~TABLE FOR TWOの「おにぎりアクション 2019」
「2030年から見た東北」シンポジウム」
ありがとう さようなら!石原軍団との別れを惜しむ
障がいのある子どもたちの絵画作品展三菱地所の「キラキラっとアートコンクール優秀賞作品展」
故・中村哲医師の絵本『カカ・ムラド――ナカムラのおじさん』日本語版が発刊
第23回大使館員日本語スピーチコンテスト2020
03-5286ー9090 東京自殺防止センターの取り組み

トップへ
TOPへ戻る