企業活動最前線

“サステナブルなボトル”の使用で 年間4億本相当のペットボトル廃棄を抑制

業界初の「エコマーク」を取得した宅配水「クリクラ」

熱中症予防もあり、家庭ごみでペットボトルが増えているのはご存じですか。宅配水「クリクラ」を販売提供する(株)ナック(東京都新宿区、吉村 寛代表取締役社長)は、水の宅配に環境にやさしい“サステナブルなボトル”を採用し、2022年だけでも4億本※1相当のペットボトル廃棄を抑制しました。[2023年11月17日(金)公開]

※1 クリクラボトル12Lの出荷本数を500mlペットボトルで換算した場合の廃棄量

お客様に配達される「クリクラ」のボトルは
回収後、洗浄殺菌されてリユースされている

56項目の水質安全基準を満たした
“ROミネラル水”を環境に配慮して届ける

1971年に(株)ダスキンのフランチャイズ加盟店として創業して以来、(株)ナックは「暮らしのお役立ち」を軸として、積極的な事業領域の拡大を行ってきました。

宅配水サービス「クリクラ」事業は、2002年に事業を開始。「安心・安全」を理念に、全国約500の配送拠点から家庭やオフィスに直接製品を配送しています。

「クリクラ」の水は、生産から配達・メンテナンスまでのすべてを自社で管理。水の製造には、宇宙開発の現場などでも利用されている最先端テクノロジーの逆浸透膜(RO膜) システムを使用し、原水に含まれる不純物や雑味を取り除いた、安心・安全な水をお届けしています。

容器には、環境に配慮した“サステナブルなボトル”を採用。お客様から一番近いプラント・配送拠点から「2way方式」で届けられます。そのため輸送によるCO2削減が図られます。またお客様から回収したボトルは、洗浄殺菌されて繰り返し使用でき、廃棄物をほとんど出さないことが評価され、2009年に業界で初めて「エコマーク」を取得しました。生産から廃棄のライフサイクル全体を通して環境負荷が少なく、環境保全に役立つと認められたのです。


3R(リユース・リデュース・リサイクル)をモットーに

10月は経済産業省、環境省を含む3R関係8省庁が主導する「3R推進月間」です。(株)ナックはカーボンニュートラルな社会に向け、「水」を通じた持続可能な社会の実現と事業成長を目指し、3Rの取り組みを強化しています。

1. リユース

使用後に回収・洗浄して再利用する“サステナブルなボトル”を採用しています。

世界レベルの衛生基準を誇るクリクラプラント(現在、全国44か所)において厳重な品質管理のもと、検査・洗浄し再利用されています。

2. リデュース

ボトルを捨てずに繰り返し使えるビジネスモデルを実現することで、家庭でのボトル廃棄を防ぎ、ゴミの量を削減しています。 宅配でお届けする水は、全国44か所のプラントから「2way方式」で届けられるため、使用済みボトルが100%廃棄になるケースと比べ、クリクラではわずか1.9%※2の廃棄率です。

※2 2021年自社調べ、リサイクル等に活用されたボトルは除く

「クリクラ」のボトルは配達員が配達し、使用後、配達員が回収してリユースする2Way 方式。使用済みボトルが100%廃棄される他社の1Way 方式に比べるとサステナブルなことが分かる

3. リサイクル

廃棄ボトルからオリジナル定規を作成し、国内外20か所以上の教育支援として施設等に寄贈しています。寄贈時は子どもたちに向けて、「お水の勉強会」を開催することで、限りある資源を有効に使うことの大切さを伝えています。

廃棄ボトルからつくられたオリジナル定規

■株式会社ナックとクリクラ事業について
東証プライム市場に上場する(株)ナックは、1971年に(株)ダスキンのフランチャイズ加盟店として創業して以来、「暮らしのお役立ち」を軸として、積極的な事業領域の拡大を行ってきました。2021年には創業50周年を迎え、現在ではダスキン事業を中核とするレンタル事業に加え、宅配水事業を展開するクリクラ事業、地場工務店の経営支援を行う建築コンサルティング事業、住宅事業、美容・健康事業と、「暮らし」と「住まい」に関わる幅広い領域において全国のお客様とダイレクトにつながっています。同社のクリクラ事業は、2022年12月のニフティ(株)による「宅配水に関する調査」によれば、12年連続お客様満足度No.1となっています。

https://www.crecla.jp/

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